コラム・エッセイ
野球考5・注目一番は藤川監督、DH制に移行しない セの情けなさ、出戻りMLB選手はいらない
独善・独言昨秋から野球への興味を失った。理由は明確…①カープの9月のあり得ない失速、②MLBに興味を移す大谷のあり得ない活躍、③ペナントレースが5割すれすれでしかなかったDeNAが日本一になるというあり得ない仕組み…それでも気を取り直して25年度のプロ野球への注目点に触れたい。
㊀まず藤川監督…解説のクレバーさは歴代No.1と思ってきた。彼が監督でも成功できるか。私が評価する3人の監督、広岡達郎、野村克也、落合博満に共通しているのるのは「信念」、別の言葉でいえば“他人の言うことを聞かない”スタンスではないか。信念を貫く相手は選手だけではない。オーナーやGMからの介入や指図は大きい負担になる。どう無視するか。
今年の残りの新監督4人はいずれもコーチとして周囲との折り合い上手な、オーナーやGMが御しやすい優等生…過去このような常識人のスマート監督が気遣い疲れで自滅したケースは多い。
藤川は違う。選手として解説者として誰にも負けない実績で監督になった。「他人の言うことを聞かない」姿勢を貫けるはずである。先の広岡らの3人も自伝によれば最後はオーナーやGMとの軋轢で失脚したという。さあ藤川が信念を堅持できるか…注目一番である。
㊁NPBで気にいらないこと。ストッキングの長さがバラバラであること、ベルトがみえないだらしないユニフォーム姿、コーチボックスをはみだすことが正義と思っているランナーコーチ…まだまだあるが1番はセーリーグがいつまでもDH制に踏み込まないこと。
過去20年の交流戦ではパが1,306勝1,074敗⇒232の勝ち越しと圧倒的にパが強い。A表をみるとセパの違いがはっきり顕れている。パは豪快野球が売り物だが実はどうやって点をとるかに執着した野球である。なぜそうなったか…DH制が強く作用している。
それは①打つ気のない打者が9人に1人いるセ、②代わりに主に外国人選手がDHで4番に座るパ、③走るという意欲のない打者が9人に1人存在するセ、④守備がヘタクソな主に外国人選手をDHにまわせるパ…セとパの野球の質はDH制で変わってしまった。
結果パの投手はより強い球を投げなければ、より頭を使わなくては通用しなくなる。努力の積み重ねは投手の力量をあげる。一方打者は強い投手力と高い守備力への対抗のため知恵をしぼる⇒盗塁を試みる、犠打に頼る、四球を狙う。
B表は開幕から10日間のセの投手のパのDH選手との打撃比較である。セとパの投手に努力の差が生じることは、パがセを圧倒することは自然の流れではないか。セはDH制に踏み込まないとますます取り残される。
㊂C表はアメリカ帰りの現役7人である。過去MLBで首になって“出戻り”した選手のなかで出る前と同様な実績をだしたのは昨年の有原ぐらいで、語るも憐れな松坂大輔を筆頭にほとんどが昔日の輝きを失ってしまう。元々実績のない上沢はともかく残りの6人には若手に出番を譲ってほしい。
かつての掛布やイチロー、山本由伸などワクワクさせる無名選手の登場を期待している。
・・・どうでしょうか。

