2026年03月09日(月)

コラム・エッセイ

No.5 お魚編②

ねえ、ちょっと聞いてよ! 予備校講師 長谷純子

 みなさんはお魚お好きですか?

 どんな種類がお好きですか? 

 近年は鮪が人気みたいですし、西日本は昔から鯛などの白身魚が好まれるみたいですね。ですが、私はこのどちらにも該当しません。私は青魚、光ものが一番好きです。寿司屋に行けば、アジにサバ、コハダに新子(どちらも「コノシロ」ですね)、イワシ、〆サバを無限ループしています。これって少数派なんでしょうか?

 私の場合、幼い頃からアジだと刺身や南蛮漬け、サバだったら醤油煮、イワシは梅煮やショウガ煮などが食卓によく上っていたことが影響しているのだと思います。ちなみに、サバを味噌煮でなく醤油煮にするのは新鮮なサバが入手できる地域の特徴らしいです。なんにしろ、三つ子の魂百まで。幼い頃に培った味覚は大人になってもそう変わらないんだなあ、とこの年になってしみじみしてしまいます。

 で、ここからが本題の背黒イワシ、背黒イワシ、背黒イワシ(心の叫び)です。私がよく行く鮮魚コーナーでは背黒イワシを見かけません。県外出張が多く、周南市で夕飯を摂るのも月の半分くらい、もっと少ない月もあるので、周南市で買い物に行くのも週に一日程度です。だから、タイミングの問題かしら? とも思うのですが、どうでしょう?

 光市に住んでいた子供の頃はご近所を、軽自動車に冷蔵施設を載せた移動販売車が「せぐろ〜せぐろっ、おいし〜い、せぐろ」と物売りの言葉をスピーカーで流しながら売りに来ていました。この声が聞こえると、母にボウルを持たされ、移動販売車を追いかけさせられたものでした。あれは室積で獲れたものだったのではないかと思います。

 で、大量購入した背黒イワシを指でひたすら、それこそ一心不乱に「しご」した(⇐方言ですか? 内臓など不可食部分を取り除いた)後、刺身や天ぷら、唐揚げにするのです。母が(笑)。子どもの頃は揚げもののほうが好きだったのですが、日本酒を飲む今なら断然お刺身! お刺身と周南市の地酒! の一択です。

 地物のお魚をその土地の日本酒で頂く。これぞ大人の楽しみ方です。日本酒は既に冷蔵庫で常時出動できるように待機できています。銘柄は頻繁に変わるのですが(刺身がなくても飲んでいるんですね(笑))。周南市の日本酒はどれもおいしく、種類もあるのでどの食べ物にも合いますが、ここはやはり王道の組み合わせを試すべきでしょう。

 山口に戻って来てから、この王道をしたくて、したくて仕方がないのに、私の目の前に肝心の背黒イワシが見つかりません。魚に詳しい方に伺うと、漁獲量が減ってきているせいだとか。

 40年くらい前までは庶民の味方だった背黒イワシは今では「黒ダイヤモンド」級の背黒イワシ「様」にすっかり成り上がってしまったのですね。それでも夢は諦めなければいつかは叶うと信じて、今日も今日とて性懲りもなく鮮魚コーナーを覗く私がいたりするのです。

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