コラム・エッセイ
No.14 車事情、道路事情
ねえ、ちょっと聞いてよ! 予備校講師 長谷純子 こんにちは。先日、関西(兵庫県尼崎市/実質的にはほぼ大阪)の友人と会う機会がありまして。彼女はお子さんの関係で山口市に来たのですが、せっかくだから会おうということになったのです。そのとき山口市まで私が車で迎えに行き、徳山まで乗せて帰ってきたおかげで、今回のネタを拾うことができました。Mちゃん、ありがとう!
大学で関西に進学するまで私は基本的に山口県内しか知らなかったので、山口県を「普通」と思って暮らしていました。日本中どこも山口県のような状況なのだろう、と。もちろん、当時のドラマなどから都会と地方には違いがあることは知っていましたが、それは、人が多いとか、お店が多いとかくらいのものでしかなく、具体的なイメージがなかったんですね。まあ、端的に言って世界が狭かったのだと。
関西に進学し、アルバイトで大阪市へ頻繁に行くことになってから不思議に思ったのが「軽自動車が走ってない! 外車が普通に走ってる!」ということでした。高校までの私の生活圏では外車をほとんど見かけたことがなく、見かけたら「おおっ!」と「ムンクの叫び」状態になるほど外車が珍しかったのです。それが、大阪市では山口県の軽自動車に出合う確率と同じくらいの割合で外車が走ってる! しかも、軽自動車を見かけない! これはもう衝撃的でした。私が勝手に想像するに、山口県は、1台目は普通車でも2台目は軽自動車というご家庭が多いために軽自動車保有率が高いのではないか、と。
大阪市で外車が多いのは、Mちゃん曰くなのですが「大阪は家を買おうにも高すぎて買えへんから、代わりに車におカネと情熱注いでんねん」と。当時はバブル全盛期、土地の値段が高騰していた時代です。「億ション」という言葉が生まれたのもこの頃だったと思います。Mちゃんのご実家は土地持ちで、バブル期には尼崎市の繁華街で月極駐車場を営んでいました。で、その駐車場代が1カ月5万円! 当時住んでいた私の下宿の家賃よりも高い! 聞いた当時は絶句したことを覚えています。
このような状態だと自宅を大阪市で購入するのは大変でしょう。代わりに使わないお金をまだ価格的に手の出しやすい車に、となったのかもしれません。当時は若い人の間でも車が一種のステータスで、バイト先にいた男子大学生たちも少しでもいい車を買うために(そして、彼女を乗せるために)働いていましたから。
バブル期に近いデータを探すと、軽自動車割合は、2000年で大阪府が約22%、山口県が約38%とありました。この大阪府の2割は大阪市ではもっと低くなると思います。見かけないはずですよね。余談ですが、この年の保有割合1位は鳥取県、島根県の43.5%です。
そんな都会から山口県に来たMちゃんが叫んだ言葉は、もちろん「軽自動車めっちゃ走ってる!」でした。もう一つが「なんやスピード、めっちゃ速いねんけど! 恐いやん!」というものでした。Mちゃんが普段走る道路は、時間に関係なく交通量が多いので、スピードを出すに出せない状態なのです。高速道路でさえ「阪神低速道路」と揶揄される場所です。だから、徳山に向けて走る間、彼女は助手席でずっと「速い! 恐い!」と騒いでいました。私は前を走る車について走っただけで、特別スピードを出していたわけではないですよ。山口県人にとって普通のスピードが関西では違うんですね。その後、徳山に入って県道347号線、遠石やゆめタウンあたりを走った際の言葉は「道路広っ! めちゃ立派!」でした。みなさん、普段走っている山口県の道路が広くて立派だなんて意識したことありましたか?
車と道路、生活に密着しすぎてなかなか意識する機会もないのですが、友人との再会でこうしてネタにすることが出来たのでした。
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