コラム・エッセイ
No.20 山口を推していきましょう!
ねえ、ちょっと聞いてよ! 予備校講師 長谷純子こんにちは。あと少しで今年も終わりますね。早いところでは忘年会の計画だけでなく、行われたところもあるのではないでしょうか。最近、私が飲み会のたびに悔しさ紛れに吠えている話題が今年の「都道府県別魅力度ランキング」の結果です。このランキングは、地域や企業のブランド研究やコンサルティングを行う企業である「ブランド調査研究所」がインターネット調査をして毎年発表しているものです。で、このランキングにおける今年の山口県は43位! 43位なんですよ(涙)ちなみに44位は鳥取県、45位は茨城県、46位は埼玉県、47位は佐賀県、1位は鉄板の北海道です。
この順位に大きく関わってくるのが「観光や旅行に行きたいか」という「観光意欲度」らしいのですが、これに関しては上位10位までの結果しか見付けられず、山口県は当然のことながらこの中に入っていません。
神秘的な雰囲気の秋芳洞や景清洞、壮大な光景が楽しめる秋吉台や角島大橋、美しい錦川に掛かる錦帯橋、山口県人にはお馴染みの場所も県外の友人たちに訊くと「そんなん知らへんわ」と一蹴されます。トホホ。山口県に行こうと思わないから山口県について調べることがないんですね。素敵な観光地が沢山あるのにと思うと悔しいです。
今年、関西から来た友人を観光地のいくつかに連れていったところ感動の声を上げていました。で、言われたのが「山口ってふぐ以外にもいいところあるねんね」と。山口県はふぐのイメージが大きすぎるんですね。
ですが、時に県外から山口県の魅力(美味しさ?)が見えてくることがあります。みなさんは「アマダイ」はご存知ですか? 私が関西に住んでから認知するようになったお魚の一つです。進学で関西に行くまでも、もしかすると食べていたのかもしれません。が、はっきりと認識したのは関西在住時に京都市で食べた時でした。お店で「グジの鱗焼きです」と出されたお料理がとてもおいしくて。鱗が香ばしく焼け、鱗のサクサク感とアマダイの身のふわふわ感の食感が絶妙でした。
京都ではアマダイを「グジ」と呼びますが、この時食べた「グジ」が山口県産だったのです。料理前の姿もこの時に見せて頂きました。これ以降も、このお店で何度も山口県産のアマダイの鱗焼きを食べました。東京に行った際に訪れた和食のお店ででも山口県のアマダイが出されたことがあります。日本テレビ系の「ぐるぐるナインティのゴチになります」にも過去、山口県産のアマダイが出されたことがあります。
このアマダイの漁獲量は、2000年以降、山口県が長崎県と1位の座を競い、2014年以降は1位を維持し続けているんですね。コロナ禍の際、通販で山口県の農産物を購入した時に私も初めて知りました。周南市のお店ででもアマダイが出てくることがありますが、全てお刺身です。お刺身も美味しいんですよ! 名前の通り身が甘いんですよ。ただ他のお魚と絶対的に異なる「食べられる鱗」という特徴を実感できないのだけが残念です。多分、地元のお魚だから新鮮なまま食べられるので、お刺身での提供になるのでしょう。「新鮮さ」という強みが生かせ、県内の日本酒に合うのは確かにお刺身ですから。
どこかでアマダイをメニューで見た際には是非食べてみてください。そして、県外の人に思い切り山口県を宣伝してください。山口県は観光地も素敵だし、アマダイを始めお魚もとても美味しいんだよと。そして、山口県の魅力度ランキングを上げていきましょう!
