コラム・エッセイ
3月作品(その三) 席題「恋」栗田梧空 選
下松多宝塔川柳会恋終るうつろになってゆく景色 末光康英
恋した事忘れ今では「どなたです?」 松永よし子
恋バナでまだ盛り上がる熟女です 松永よし子
あこがれた恋した人は今は亡き 赤尾ひなた
片恋の人がどんどん居なくなる 滝川茶々
熱情が醒めれば何であんな奴 有海静枝
前髪が一番気になる恋心 中原童士
わが恋はカスミに似たり見え隠れ 中原童士
一瞬のときめき恋のひと滴 神田すが代
八十路過ぎまだ〳〵恋をしなくちゃ 赤尾ひなた
恋なんて掃いて捨てたら芽を出した 末光康英
もう一回もう恋なんて最後です 佃元気
メールより元気な顔でハグハグよ 鍵谷珠枝
忘れ得ず台風並の恋ひとつ 河村紅衣
体中痛くて恋にシップ貼る 佃元気
憎かったでも好きだっ断てぬ思慕 神田すが代
癒えたらしいほんわか浮かぶ捨てた恋 有海静枝
恋の予感今日は化粧ののりがいい 末光康英
これも恋老眼とツエ初デート 佃元気
(秀)両の手に余る八十路の恋の数 神田すが代
ひとを恋うすがしい湖に居るひとり 選者
