コラム・エッセイ
遅ればせながらアケオメ〜♪
随想 猫の目 吉原 雍《お正月は恒例の》
箱根駅伝を湘南で応援したかったが、コロナ禍であきらめてテレビ観戦した。
おせち料理で酒をチビチビ飲みながら、2日は箱根の山登り、3日は山下り。
風のごとく飛ぶごとく走りゆく小柄な大学生たちの姿は、いつもながらさわやかだった♪
天気が良くて白雪の富士山、箱根の山、湘南の海など、景色も素晴らしかった♪
そして道端の応援、追走する監督車の激励、パトカーの声、取材ヘリの爆音などもみんないつも通り♪
勝負は往路も復路も青山学院大学が、ぶっちぎりの大記録で優勝した。
そしてゴールで選手全員が監督をバンザイ胴上げした時、野次馬の僕は大発見をした。
選手全員が小柄でぜい肉ゼロなのに、監督だけ頭一つ高くて中年太り。失礼(笑)
僕が笑ったのはこの時だけ。あと2日間は各大学の師弟ドラマに感激し涙、涙、涙。
ああ、青春は素晴らしい。何だってできる。
若者よ、明日の日本、よろしく頼むぞ♪
《テレビ漬け》
駅伝の他にテレビ映画を2本見た。忠臣蔵みたいな番組が姿を消したのは、時代の流れか、誰かの指示か。
①「007・ロシアより愛を込めて」
僕も旅したことがあるトルコのイスタンブールを舞台に、ブチ妖艶な美女を抱き寄せて、英国のスパイ007が活躍しまくった。
水戸黄門みたいに必ず007が勝ちロシアが負ける。(笑)
主題歌も良かった♪
(世界中を旅したが、君に会いたくて、ロシアより愛を込めて、戻って来たよ♪)
ああ、初夢でいいからあやかりたい。(笑)
②「近藤勇」
幕末京都で暴れまくった新撰組の近藤勇、土方歳三、沖田総司たちの短い生涯を浅く広く網羅。
面白かったが、蛤御門や池田屋などで、大勢の長州藩士を斬った男だ、恨みは消えないよね。
余談だが近藤勇と(大河ドラマ)渋沢栄一の2人は、幕末動乱期の幕府の目に留まり「百姓」から「武士」さらに「旗本」へと取り立てられた。
そして維新後、近藤は恩義に殉じて死ぬが、渋沢は(敵だった新政府の)役人に転身(さらに民間に天下り)して成功した。
ウ〜ン、人生は面白い♪
《最後にトラ年にちなんで》
トラの秘密を2つご紹介しタイガー♪
①「黄色と黒のしま模様」
薮に隠れても相手にバレそうだが、動物は色盲で白黒しかわからないのでバレない。(笑)
②「マタタビ好き」
(ネコ同様)マタタビの枝や実を与えると体にこすりつけて喜ぶ。理由は藪蚊が臭いを嫌って寄りつかないから。(笑)
(ギャラリー三匹の猫)