コラム・エッセイ
台風が連れて来た2話♬
随想 猫の目 吉原 雍《台風24号》
9月の台風21号に続いて、先日は24号が日本列島を縦断して大暴れした。
これで終わりかと思ったら、次の25号が太平洋上で待機中とか。台風多発は地球温暖化現象の特徴だからね。
幸い山口県は昔から台風、地震、津波が少ない。「来る、来る」と騒ぐうちに「逃げた」でおしまい。(笑)
《おいでませ、山口、百万人受け入れ宣言》
お陰でだいぶ平和ボケして、恐怖の南海トラフ大地震に対しても「あれは太平洋沿岸の話で山口は安全」と、そ知らぬ顔。
このままでは長州の名がすたる。今こそ自然災害の多い他県の人助けをすべきだ♬
「困った時はおいでませ、山口、百万人受け入れ宣言」。そしてその準備を始めよう♬
《①逃亡犯》
さて1話。皆さんご承知の「大阪富田林逃走犯」が周南市の道の駅・ソレーネ周南で捕まった話。
台風24号が接近中の夕方、食品など1053円相当を盗み、Tシャツの下に隠したところを、女性監視員に見つかった。
50日近くも世間を騒がせた逃走事件だけに、テレビを見た東京の友人から電話がかかってきた。(笑)
「君が飲み屋で事件のインタビューをされてないか、テレビを見てた(笑)」
「君が警察署に野次馬で行ってないか、テレビで探した(笑)」
皆は僕を「フーテンの寅さん」扱いして、酒の肴にしているらしい。(笑)
あと、こんなのもあった。
「周南って宇部と広島の間くらいらしい。(地図を開いて)徳山ってのと違うのかな?などと、ビートたけしと安住アナが話してた(笑)」
「周南警察署のテキパキした捜査と、大阪府警のヘタな捜査との、違いが目立った」
《②沖縄県知事選》
2話も、皆さんご承知の沖縄県知事選で「辺野古反対の玉城デニーさん」が、自公候補を大差で破った話。
台風のさなかで期日前投票も多かったが、夜9時の開票と同時に、玉城氏の当確が流れた。
反辺野古の現職・翁長知事の急死を受けた選挙だけに、自民党は知事奪還を狙った。
官房長官、幹事長を筆頭に党幹部、人気若手、東京都知事などが連日、多数、応援に駆けつけ、経済支援などを訴えた。
だが地元の「基地新設を許すな」「カネで人心を買うな」「沖縄に新しい風を」の熱い声は抑えようもなかった。
玉城氏を応援した自由党や野党の声は、今後、中央政界で強まるだろう。
3選早々の安倍内閣だが、沖縄、憲法、参院選、外交、景気、消費増税、オリンピック、原発など、頭が痛そう。
(ギャラリー三匹の猫)