2021年11月30日(火)

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文化 : 周南市のニュース

周南絆映画祭作品紹介(20~23日)作品紹介

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百円の恋

監督/武正晴 脚本/足立紳 プロデューサー/佐藤現 出演/安藤サクラ 伊藤洋三郎

 第4回周南「絆」映画祭に設立された脚本賞「松田優作賞」を受賞した足立紳さんの脚本を、審査員であった松田美由紀さん、黒澤満さん、丸山昇一さんが後押しし、武正晴監督、安藤サクラさん主演で映画化されたのがこの作品です。

 32歳で引きこもりの女性・一子が、家族に責められ近所の百円ショップでアルバイトすることに。そこで出会った引退間近の中年ボクサーに恋をする一子でしたが、結果的に振られることに。失意の中、一子の心に灯った炎は、ボクシングを通して沸き起こった「勝ちたい」想いで…。

 どん底で喘ぐ女性が、一歩踏み出す勇気の瞬間を捉えた傑作と言えます。公開以来ヒットもして、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、最優秀脚本賞など数多くの受賞を果たしましたが、ノミネートは逃したものの、アメリカ・アカデミー賞の日本代表作品に選ばれたことも話題になりました。

 私たちにとって嬉しかったことは、この作品が「周南生まれ」ということで、周南市・下松市・光市でも撮影されたことです。

 この作品の場面のほとんどが室内か夜間のため、主人公2人がデートする場面で出てくる徳山動物園や下松市の笠戸島はなぐり海水浴場、2人を載せた軽トラックが通る光市の室積海岸のシーンはとても開放的で、作品に彩りを与えてくれています。

(周南「絆」映画祭実行委員会)