2026年05月18日(月)

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【下松】法人解散、任意団体に完全移行 下松工高同窓会「下松工業会」最後の総会

  • 最後の総会であいさつする内山会長

  • 解散決議に賛成する出席者

  • 総会で演奏する下松工高吹奏楽部員ら

 高校の同窓会として全国的に珍しい法人組織だった下松市の下松工高の同窓会、一般社団法人下松工業会(内山和美会長)が16日の定時総会で解散を決議。その後の運営は任意団体の同校同窓会(内山会長)に引き継がれた。

 「下松工業会」の名は1926年の設立以来100年、法人として71年に社団法人として認可されて以来55年の歴史に幕を下ろした。

(山上達也)

1921年開校、卒業生は約2万人

 同校は21年に開校した県立下松工業学校が前身。戦後の学制改革で48年に現在の校名になった。卒業者の総数は1万9,948人に及び、同会は物故者や住所不明者などを除く9,271人の同窓生を把握している。

 同窓会は26年に結成された「下松工業学校同窓生下松工業会」として設立されたのが源流。64年に同窓会独自の建物の「下松工業会館」が東光寺(現桜町)に完成し、71年には北斗町の下松駅北口前に鉄筋コンクリート3階建ての新しい下松工業会館が完成した。

 同年に社団法人下松工業会が設立され、84年に「同窓生下松工業会」と合流して一本化。2012年に法改正に伴って一般社団法人下松工業会に改称した。

 下松工業会館には同会事務局が置かれ、立地のよさからテナントも入ったが、老朽化やテナントの減少で20年に売却。その後も同館内に賃借して事務局を置いていたが、昨年6月に同校内に移転した。法人の解散と任意団体化の方針は、24年の定時総会で決議していた。

最終決算からドローン購入費を母校に寄付

 この日は同校吹奏楽部(河村柊菜部長、13人)が校歌や「栄光の架橋」などを演奏して開幕。まず「一般社団法人下松工業会」の定時総会が開かれ、この日を持って解散することや、代表清算人に内山会長の選任、残余財産は公益団体に寄付することを決議した。

 決算にあたって教材用のドローン購入費260万円を母校に贈ることも承認された。

 このあとが「山口県立下松工業高等学校同窓会」の定時総会で、3年生の就職面接指導など母校支援事業の継続や、同窓会費納入にクレジットカードやPayPayなどの電子決済を導入することなども決めた。

 続いて開かれた懇親会には来賓の国井益雄市長、同校の原田成光校長や歴代校長も出席。なごやかな歓談で盛り上がった。

 内山会長は「これを機に新しい同窓会づくりに力を入れていく」とあいさつ。浅谷吉人事務局長も「下工同窓会として同窓会員の親ぼくや、母校支援を継続していく」と話していた。

 下松工高は周南地域の実業高では最も古い歴史を持ち、周南3市をはじめ全県、全国に多くの人材を輩出してきた。法人格を持つ同窓会の解散は惜しまれるが、任意団体になっても法人時代と変わらぬ母校支援や地域貢献への期待は大きい。

下松工高同窓会主な役員

会 長:内山和美
副会長:蔵田幸男
事務局長兼会計:浅谷吉人
理 事:中原道雄、岡田光輝、青木義雄、山近和浩、中津井均、森野裕太、内藤 宏、中道勝己、川向大徳
会計監査:徳原英昭、清水和夫、東耕太郎

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