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経済 : 周南市のニュース
わずか40分で検出 周南環境保健所など3カ所 東ソー製の検査装置導入
経済周南市県は9日までに東ソー製の新型コロナウイルス感染症の検査ができる自動遺伝子検査装置「TRCReady-80」を周南、山口環境保健所と下関保健所に導入する。周南環境保健所は6日に配備され、報道陣向けにデモンストレーションがあった。
この装置は東ソーが以前から製造して結核やノロウイルスの検出に使われていたが、新型コロナウイルス用の試薬を開発して8月から売り出した。これに合わせて県が導入を決めた。事業費は3台で約1千万円。
TRC法による検査装置で、簡単な前処理をした生体試料を装置にセットしたあとは全自動で約40分で新型コロナウイルスの有無が判定できる。結果はモニターの画面にリアルタイムで表示される。一度に8検体まで検査できる。
今回の導入は季節性インフルエンザの流行期に備えたもので11月からの本格的な利用を想定している。病院などで採取した検体を環境保健所に持ち込んで検査し、クラスターが発生した時などの濃厚接触者の検査や入院患者の退院時の陰性確認に使用する。
これまで県は山口市の環境保健センターに送って検査していたが、搬入までの時間も短縮でき、効率化、迅速化が期待されている。
試薬、装置とも東ソーのグループ会社で福川に工場がある東ソー・ハイテックが製造している。試薬を発売した8月以後は全国から問い合わせが急増し、同社では増産体制をとっている。
