2026年07月17日(金)

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経済 : 周南市のニュース

【山口県】[山口銀行]70年の歴史に幕 旧徳山駅前支店の取り壊し始まる

  • 取り壊し中の旧支店

重厚な入り口

旧支店内部

旧支店の金庫の前に立つ山本支店長

商店街のランドマーク

 70年にわたって山口県周南市中心市街地の移り変わりを見守ってきた銀座1丁目の山口銀行徳山駅前支店の建物の取り壊しが5日から始まった。同支店は徳山駅前再開発に伴い同日、みなみ銀座の新築ビル「徳山デッキD1」に移転。周辺は大規模開発による建設が進み、昭和の時代を知る建物がまた一つ姿を消す。

 前身の第百十国立銀行時代から銀座1丁目あたりに所在。その後合併して山口銀行徳山支店となり現在地に移り、太平洋戦争の空襲で焼けたあと、1952年に新生徳山支店としてスタートした。

 高さ11.2メートルで敷地は約940平方メートル。鉄筋コンクリート3階建てで、入り口の御影石は「詳しい資料は確認できないが周南市産のものが使われたのではないか」と山本教史支店長(55)は話す。建設当時は周囲で一番大きな建物。周南市出身の山本支店長は、幼稚園児の時に母に連れられてお年玉の貯金のため当時の徳山駅前支店を訪れており、建物の広さと大きさに圧倒されたことを覚えている。

 手形交換所も併設していたこの建物には最盛期で100人近くが働いた。1978年、桜馬場通に新しく徳山支店ができると駅前支店と名前を変え、以来地元商店街の身近な銀行として親しまれてきた。

 機能の集約、業務効率化などが進み、取り壊し直前は行員8人で同支店を切り盛り。移転後の新店舗には4人が勤務し、あとの4人は徳山支店に移った。

 徳山駅前支店の14代目支店長である山本支店長は「幼い頃から身近だった駅前支店の建物の幕引きに、支店長として立ち会うとは夢にも思わなかった。壊すのはもったいないという声も多く寄せられ、これまで地元の方々に温かく見守っていただいたことに深く感謝したい」と話した。

1969年ごろの旧支店周辺(周南市提供)

1970年ごろの旧支店周辺(周南市提供)

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