2026年07月17日(金)

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【周南市】[中特グループ]入賞7点決定、12月に最終審査 全国のクリエイターから100作品

  • 取材に応じる橋本さん

入賞者から寄せられたプラン

廃棄物アートコンテスト

 山口県周南市久米の中特グループ(橋本ふくみCEO)は、廃棄物アートの「COIL Upcycle Art Contest2022」の一次審査の入選作を決めた。昨年に続いて2回目のコンテストで、一次審査は作品プランによる審査で100点の応募作品から7点を選んだ。応募者の7割は現役の多種多様なクリエイター。入選作家はプランに基づいて作品を作り、12月10日(土)に同社で開いてグランプリなどを選ぶ最終審査会に参加する。

 このコンテストは「廃棄物に新たな命を吹き込む」というコンセプトのもと「もの」の未来を問う廃棄物アートコンテスト。1回目はクラフト的な作品が多かったが、今回はアート作品が増え、クオリティが高まった。

 審査員は現代美術作家で山口大教授の中野良寿さん、山口情報芸術センターの渡辺朋也さん、高田隆周南公立大学長、アーティストのしばたみなみさんで、コンテストの総合ディレクターの橋本季和子さんが審査に参加した。

 選ばれた7点はいずれも県外在住の造形作家などの作品。しょうじまさるさんは読まなくなったたくさんの本が素材で、思い出の可視化を目指す。押鐘まどかさんは織物工場でできる繊維の端材の「生地耳」が素材。ふわふわの生地耳から面白さ、楽しさを生み出す。2人組グループのシモ×dom(しもどむ)。は空き缶で老若男女のヌードを制作することで「器」としての役割を再認識させる。

 森有未さんは半透明のビニール袋を割いて編み、一人静かに向き合える空間「ひかり包まれる場」を作りあげる。直井大紀さんの作品名は「音物達(おともだち)」で、スピーカーから音楽が流れる穴の開いた箱を展示し、音の正体の“ネタバラシ”がある。

 柏崎桜さんは買い物の時のレシートが素材で、レシートに溶液を塗布することで印字が解けて現れるグラフィックで、日常的な印刷物に違和感を並立させる。鈴木麻希子さんは、食品など廃棄されるものを糸で「縫う」行為を施し、写真に収める。

 鹿児島県在住で、オンラインで取材に応じた橋本さんは「12月まで、7作品の作家が廃棄物と向き合うことをサポートし、能動的に廃棄物をそしゃくしていくことが最大限できる状況にしたい」と話している。

 廃棄物をアート作品にすることを通して見る人にインパクトや、よい影響を与えたいと始めたコンテスト。同グループの中特ホールディングスの吉本妙子企画広報室長は「山口県でおもしろいことをやっていると思っていただきたい」と期待している。

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