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【周南】食肉加工販売1本に スーパー小松が閉店
地域周南市周南市大神に本社を置く食肉加工販売業の㈲山口ケーエフミート(梶原康社長)は、運営する「スーパー小松大神店」を3月20日に閉店し、本業の食肉加工販売(=お肉のにく康)に力を入れることを決めた。
同社は地域のスーパーで肉のバイヤーをしてきた梶原社長が独立し、2002年5月に創業。同年7月に精肉のテナントとしておのだサンパークに1号店を、10月に2号店の大神店をスーパー小松がある場所に出店。県内各地へのテナント展開や病院や福祉施設、ドラッグストアなどへの納品で事業を拡大していった。
「スーパー小松」は当時の運営会社から同社が引き継いで約12年運営。周辺に大手スーパーやショッピングモールが進出して環境は厳しくなっていたが、地元のお客のために続けてきた。
近隣住民の「なくなると困る」の声に応え、「もう1年、もう1年と頑張ってきた」と振り返る梶原社長。昨今の物価高や輸送費、人件費高騰の影響や、同社本業の食肉加工の需要が高まっていることから事業を一本に絞ることを決めた。
スーパーの従業員はできる限り食肉加工で雇用を継続し、店舗は「これまでお世話になった地域へ恩返しがしたい。何かの形で還元したい」と、活用の可能性を模索している。
同社では冷凍冷蔵車を8台所有。県内各地への直送が可能で、食の安全安心のための衛生管理徹底などが顧客の信頼につながり、需要が伸びているという。
食品の衛生管理の高度化を促進する「やまぐち衛生ジャンプ事業所制度」に食肉販売業として県内初登録。SDGs宣言などにも積極的に取り組む。
従業員を第一に考える梶原社長は「自分に強みはないが、唯一、自慢の従業員たちがいる。自信を持って働いてほしい」と願い、従業員の半分以上を占める女性の働きやすい環境づくり、福利厚生の充実などに注力。今後も日々の衛生管理を徹底して「肉に関して地域でオンリーワン」の会社を目指していく。
