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経済 : 周南市のニュース
【周南】㈱トクヤマ 子会社A&Tが新工場 血液分析装置の需要増に応える
経済周南市山口県周南市の総合化学メーカー、㈱トクヤマ(横田浩社長)と神奈川県藤沢市の子会社、㈱エイアンドティー(A&T、渡邊達久社長)は、藤沢市にあるA&Tの本社工場敷地内に、血液中の電解質の分析装置に使われる電極の専用工場を新設する。
A&Tは自社で電解質分析装置を製造。国内外の大手臨床検査装置メーカーによる大型機器への組み込み装置としてOEM供給もしており、世界で大きなシェアを占めている。
電極は血液中の電解質濃度を測定するイオンセンサーとして利用され、定期的な交換が必要な消耗品。今回の投資は中国など海外の検査需要の拡大が背景で、老朽化した設備を更新し、生産能力を従来の約1.5倍まで高める。
新工場はS鉄骨造3階建てで延床面積は約1,700平方メートル。4月に着工し、2025年8月の生産開始を見込む。