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【周南】東ソーと小池教授が共同開発 革新的フォトニクスポリマーの社会実装目指す
経済周南市周南市開成町の東ソー㈱(桒田守社長)は4月から、慶應義塾大学の小池康博教授と「革新的フォトニクスポリマーの本格的な実用化に向けた共同研究」を開始した。
フォトニクスポリマーは高度な光学特性を備え、光通信やディスプレイ用途に適したポリマー材料。プラスチック光ファイバー(POF)や光学レンズなどに使われ、さらなる高機能化が求められている。
同社は光学材料の研究開発やPOFなどの次世代通信材料の創出に注力。これまで培ってきた技術を用いて、さらなる高機能化を進めている。
フォトニクスポリマー研究の世界的な権威である小池教授はこれまでにさまざまな研究成果を発表してきた。中でも2021年に発表されたエラーPOFを用いた伝送システムは、消費電力や発熱、コストなどの問題解決が期待されていて、先進情報通信システム、先端医療機器システムの開発など、社会課題の解決に挑戦している。
これまでも同社と小池教授は共同研究を実施してきた。両者の技術を活用し、小池教授が進める研究開発の早期社会実装を目指す。