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【周南市】どうする、旧翔北中? 来年3月、10年の契約期間終了
地域周南市市と周南クリエィティブセンターで結んでいた周南市長穂の旧翔北中の校舎などの貸借契約が来年3月で終了する。10年間の契約だったが、同センターが継続しないと市に連絡してきたためで、今後、校舎などをどう活用するか、市の課題となりそうだ。
翔北中は旧長穂中、旧向道中を統合して開校し、校舎は2002年度までに建てられた。しかし同校は12年度から休校になった。同校の敷地面積はグランドを含めて1万5257・9平方メートル、2階建ての校舎、体育館など建物が3317・48平方メートル。市中間山地遊休施設利活用支援事業として、雇用の創出や人口定住に役立つ事業をする企業を募集。同センターが入居した。
維持費は負担し、雇用の創出、従業員の移住などの条件はあるが、家賃は無料。当初の4年間は補助金1千万円という借り手に有利な条件。マンガ家、デザイナー、クリエイター育成に取り組むなどの事業を展開。10年たった現在、市はこの事業について「本来の目的は達成した」としている。
しかし、市には事業継続の予定はなく、来春以降の利活用方法は未定。構想、計画の検討作業もしていない。現在は地域づくり推進課が所管しているが、4月からは施設マネジメント課が管理する。地域づくり推進課は今後の利用について市民、企業から「相談があれば考える」としているが、現在、積極的な情報提供などはしていない。