2025年10月01日(水)

ニュース

地域 : その他のニュース

【周南3市】台湾米が小中学校給食に コメ高騰受け民間団体が県に寄贈

  • 下松市小学校給食センターに届いた台湾米を持つ職員

  • 米袋の「台湾米」のステッカー

 台湾の2つの民間国際交流団体から山口県内の小中学校の学校給食用にと贈られた台湾産米が、周南3市にも届き始めた。下松市には26日に届いて、30日に小学校7校の給食で提供された。日本産米とほとんど変わらない品種の米だけに、子どもたちに歓迎されている。

日本時代の品種が源流の「台南11号」

 台湾産米を贈ったのは「インド太平洋戦略シンクタンク」と「台日産経友好促進会」。日本国内でのコメの価格高騰を受けて、台湾で支持の高い故安倍晋三元首相の郷里の山口県と、戦前の日本統治時代にダムや農業用水路の建設に活躍した“農業と経済の父”の故八田與一土木技師の故郷の石川県に、10トンずつ贈ることにした。9日に県庁で贈呈式が開かれ、村岡嗣政知事らが台湾の涂醒哲元行政院衛生署長(閣僚級)らから受け取った。

 贈られた米は日本統治時代に台湾に持ち込んだ稲作技術によって誕生した“蓬莱米”を改良した「台南11号」で、日本で栽培されているジャポニカ米と同じ品種。県は県教委を通じて19市町教委に届け、学校給食に使ってもらうことにした。

「子どもたちの国際的視野と理解促進を」

 下松市には26日午後、葉山の小学校給食センター(池田年規所長)に「台湾米 台日共助が香る」のステッカーが貼られた計715キロの米が届いた。市教委学校給食課長を兼ねる池田所長は「子どもたちの国際的な視野が広まり、理解が深まることを期待したい」と話していた。

 下松市中学校給食センターにも近く届き、周南市は25日に熊毛と鹿野、26日に住吉と高尾、29日に新南陽、10月3日に栗屋の各学校給食センターに納品。光市学校給食センターにも29日に届いた。各センターとも試し炊きを経て、給食として供給される。

今日の紙面
山口コーウン株式会社

「安全で 安心して 長く勤められる会社」をスローガンに、東ソー株式会社等の化学製品を安全かつ確実にお届けしています。安全輸送の実績でゴールドGマーク認定を受け、従業員が安心して働ける環境と「15の福利厚生」で従業員の人生に寄り添っています。

スバル合同会計 周南事務所

相続時や建物の購入売却時の相続税・資産税のご相談。
大切に育てた事業の譲渡や事業の拡大にむけて、複数の専門業者との提携で、お客さまの求める結果を一緒に目指します。

株式会社トクヤマ

トクヤマは、電子材料・ライフサイエンス・環境事業・化成品・セメントの各分野で、もっと幸せな未来をつくる価値創造型企業です。

山田石油株式会社

ソロや友達と過ごす「おとなじかん」から、親子三世代で過ごす「かぞくじかん」も楽しめる日帰りレジャー施設「くだまつ健康パーク」。屋内で遊べる施設や岩盤浴、サウナも充実!