2026年05月25日(月)

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政治 : 周南市のニュース

[周南3市]ヤングケアラーの課題に向き合う 周南市は専門のコーディネーター配置

 近年、こども家庭庁や文部科学省、全国各地の自治体で「ヤングケアラー」に対する取り組みが進められ、周南地域でも子どもたちへの実態調査が予定されている。

 ヤングケアラーの定義は「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者」。

コーディネーター配置

 関係機関の研修や支援者、市民に向けてヤングケアラーについて周知する活動を展開している周南市は、今年度予算で「ヤングケアラー支援事業委託費」に677万3千円を計上。

 NPO法人コネクト・ワンに委託して、専門の社会福祉士を“ヤングケアラーコーディネーター”として配置する。

 同法人では福祉課題のひとつとしてヤングケアラー支援に向けた取り組みを展開。専門職や学校教員などに勉強会を開いて支援策・体制づくりを呼び掛け、周南公立大生や高校生と連携した勉強支援・イベント企画などに取り組む。市が対応困難な場合には引き継いで家庭訪問するなど、市の委託事業者として強固な支援を目指す。

 下松市もコーディネーターとして子育てなどの相談係に社会福祉士、保健師、家庭児童相談員が在籍。ヤングケアラーに特化しているわけではないが、さまざまな子育ての悩みや課題解決の支援に取り組んでいる。

 光市はヤングケアラーに特化した事業はまだないが、一般的な家庭支援で対応する。

子育て世帯訪問支援事業の活用も

 2024年4月に改正児童福祉法が成立し、「子育て世帯訪問支援事業」を全国の市区町村が整備した。

 この制度はヤングケアラーに関わらず訪問支援員の派遣が必要と認められた家庭を対象に、食事の準備や洗濯など家事育児を支援。今年度の事業委託費として周南市は207万4千円、下松市は266万6千円、光市は135万8千円の予算をつけている。

 昨年6月に子ども・若者育成支援推進法が改正され、国・地方公共団体などが各種支援に努めるべき対象にヤングケアラーが明記された。

 周南市のヤングケアラーコーディネーターはまずは地域や関係機関への周知や子どもの居場所を作りながら、ヤングケアラーと定義される子ども本人がその行為を苦痛に感じていない場合や、家庭の抱える根本の課題解決に向けてどのような支援ができるか模索していくという。

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