ニュース
地域 : 周南市のニュース
小学生800人が 多彩な“仕事” こどもっちゃ!商店街は大にぎわい 日刊新周南の編集も
地域周南市周南市の徳山商店街で子どもたちがさまざまな仕事を自分で選んで体験できる「第10回こどもっちゃ!商店街」が23日に開かれ800人の小学生が80のブースに分かれて販売や銀行、飲食店などの仕事を楽しみながら学んだ。体験会場は商店街の商店や空き店舗、歩行者天国の銀座通りに並んだテントで、この日は1万人の人出で大にぎわいだった。
■外国為替やお金の勉強も
商店街を子どもたちが主役のまちに変身させるイベントとして実行委員会(清水芳将委員長)の主催で勤労感謝の日に合わせて開いた。高校生70人、徳山大などの学生10人のボランティアが“朝礼〟会場から“職場〟までの誘導などに活躍した。
子どもたちはピピ510の「こどもっちゃ!ハローワーク」で仕事を選んで合同の朝礼に参加したあと、各職場に出勤した。
体験内容はお茶屋さんやブティック、文房具屋さんでの接客や販売、警備員や郵便配達、新聞記者、車の磨き屋、図書館の職員、薬剤師、看護師、大工さん、消防士や警察官など多彩。
野村証券のブースでは「世界のお金を学ぼう」と題して子どもたちに外国為替について説明し、[縁]ほけんやKansyaは“楽しく学ぼう「初めてのお店屋さん」〟を開いた。しゅうニャン橋守隊は橋梁を点検する車両を展示した。
国際交流フェスタもみなみ銀座で同時開催され、子どもたちがカンボジアのクメール語を学んだり、バングラデシュのゲームを楽しみ、フラメンコなどの舞台もあった。
■カメラのワタナベが協力
新周南新聞社の新聞記者体験のブースではいずれも4年の菊川小の鶴本静華さん(10)、沼城小の鬼武優衣さん(10)、岸村瑞月さん(9)、遠石小の西村鈴花さん(9)がカメラのワタナベの協力で「日刊新周南」の編集に挑戦。
4人で話し合って取材先にテレビ番組制作体験のシティーケーブル周南とケーキ店のミニヨン手作り工房カワムラを選び、カメラのワタナベ提供のカメラを手に取材。熱心に質問もした。
ブースに帰ってから写真を選び、新周南新聞社が用意した日刊新周南の台紙を使って記事を書き、「ケーキ屋はただのケーキ屋じゃない」「たくさんのじょうほう入手NEXT」などの見出しもつけた。
鶴本さんは「見出しもみんなの目に止まるように書いていることがとてもよくわかった。とてもいい体験になりました」▽鬼武さんは「ケーキ屋さんのケーキはとてもおいしそうで、取材している私が食べたくなりました」
▽岸村さんは「とても難しかったけど楽しかった」▽西村さんも「ケーキ屋さんがとてもおいしそうだったので、このお仕事が終わったら友達に一緒に行こうと思う」と感想を寄せた。