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“えんとつ町”は 周南コンビナート 「工場夜景」を後押し SNSから話題に
地域周南市日本夜景遺産にも選ばれている周南市の周南コンビナートがアニメーション映画「えんとつ町のプぺル」に登場する、煙突が林立する町の風景のモデルだったことが話題となっている。
この映画はお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんの絵本が原作で、映画は西野さんが原作のほか、製作総指揮、脚本も担当した。昨年12月25日に封切られ、ムービックス周南などで上映が続けられている。
周南コンビナートがモデルであることは絵本が出版された時にも注目されたが、今回、市ではシティプロモーション活動として、封切に合わせてSNSのツィッターで工場夜景などの情報を発信。西野さんから「ナイトクルージングさせてください」と返信もあり、市も「ぜひ、その夢を実現させたいです。うちの市長もお待ちしています」と返した。
藤井市長もケーブルテレビのCCSの番組「ぎゅっと」で1日から10日まで放送された新年の抱負を話すコーナーで、この話題を取り上げて原作の絵本を手に、「えんとつ町」のモデルが周南市だとアピールした。
同市の工場夜景は安全のための照明が点灯したプラント群や周南大橋、港湾施設など見どころが多いが、工場の自家発電所などの大煙突もその一つ。2月23日の工場夜景の日には毎年、工場夜景のツアーやコンサートなどが開かれている。
晴海親水公園などさまざまな工場夜景の見物スポットを巡る観光タクシーも魅力だが、臨海地帯という強みを生かして海から夜景を見て回るクルージングは周南コンビナートならではの楽しみ方。
団体向けの貸切クルーズは新型コロナウイルスの影響もあって実施が難しくなっているが、遊漁船「直穂(なお)丸」で行く、個人向けプランの「エキサイトクルージング」は健在。身近に迫力を感じさせる工場夜景を見ることができる。
問い合わせは周南観光コンベンション協会(0834-33-8424)へ。
