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周南高校生写真大会 「ふるさとの風景」4校21人が撮影
地域周南市周南市は10月23、24両日に、徳山駅前図書館で「周南高校生写真大会」(新周南新聞社など後援)を開いた。
この大会は、ふるさとの景色と魅力を高校生の感性で切り取り、ふるさとへの思いや関心を深めてもらおうと開かれたもの。
今回がはじめての同大会のテーマは、心にとどめておきたい「ふるさとの風景」。来年の2月に開港100周年を迎える徳山下松港を舞台に、3人1チームで撮影した写真から4〜6枚を選び、組み写真を作り、作品に込めた思いを発表するもの。新南陽高、南陽工高、下松高、下松工高から7チームの21人が参加した。
審査員は広島市在住で、2018年に同市主催の写真の林忠彦賞、木村伊兵衛賞を受賞した写真家の藤岡亜弥さん、同市美術博物館の有田順一館長、同市在住のフォトグラファーの川上優さん。
初日の23日は、バスで福川港と周南大橋に移動、周南コンビナートや水産工場などを撮影した。地域の人や釣り人に積極的に声をかけて話を聞いて、その人と距離を縮めたり、海上を飛ぶ海鳥など目に映る景色をたくさん撮るなど工夫を凝らし、チームごとに思い思いの写を撮影した。
夕方からは藤岡さんの指導ワークショップが開かれ、各チームが撮影した40枚の写真から4〜6枚の組み写真にする方法やアドバイスを学んだ。
藤岡さんは「組み写真は説明しすぎないで俳句みたいなもの、タイトルの重要性、写真のトーンを合わせることがだいじ」と説明しながら40枚の写真から素早く写真を選び、生徒らから驚きの声が上がった。
翌24日は徳山港や晴海ふ頭、水産物市場やフェリー乗り場を撮影した。前日のワークショップで学んだことをふまえて、チームごとに目標を立てて挑戦する様子が見られた。下松高の松本七海さん(16)は「ワークショップで、写真の主役がいないと指摘があった。主役を撮ることを目標にした」と意気込んだ。
午後からは駅前図書館で、撮影した写真から100枚を出力し、テーブルに並べた写真から、一枚ずつ手に取り、チームで話し合いながら作品作りに励んだ。
公開審査会は駅前図書館の2階インフォメーションスペースで開かれ、各チームが大型モニターに映し出された作品への思いや撮影意図などを発表した。
優勝は新南陽高写真部のチーム「ぱおん」の「次の100年」で、周南コンビナートをイメージしたドラム缶や将来を見つめる姿など5枚の写真で作品にした。メンバーの児玉帆風(ほのか)さん(17)は「テーマに沿った写真を撮ることも難しかったが選ぶ作業も難しかった。ワークショップで学んだことは衝撃的だった」▽原来瞳(くるみ)さん(17)は「3人だったから撮れた写真で優勝できてうれしい」と笑顔で話した。
準優勝は下松高「くだあーと」、優秀賞は南陽高の「Another」。
番外編で同市シティプロモーション課のチームから「続く営み〜これまでも、これからも」の発表もあった。作品は来年の徳山下松港100周年イベントで展示が予定され、同市シティプロモーションのウェブサイトで公開している。
有田館長は「この大会が企画されたことで、改めて周南市は写真の街だと思った。ぜひ続けてほしい」と話した。
有楽町地域ラボの協力で高校生応援弁当「有楽町で逢いましょう弁当」や軽食のサンドイッチの提供、カメラのワタナベの会員らの協力など、地域の応援が感じられたこの大会は高校生にも、かつて高校生だった人にも心に残る想い出となった。
QRコード優勝・準優勝・優秀の作品=http://www.city.shunan.lg.jp/site/shunan-photo-contest/list402.html
