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【周南市】湯野温泉で語り合いと入浴 周南公立大教員有志が「温泉知サロン」
地域周南市10〜12月・毎月開催
山口県周南市の周南公立大の教員3人が温泉知研究会(寺田篤史代表)を結成して10月から11月まで毎月1回、湯野温泉の入浴と、テーマを決めての語り合いを組み合わせた「温泉知サロンin湯野温泉」を開き、温泉の新しい魅力を引き出そうと張り切っている。
この事業を企画したのは哲学倫理学が専門で経済学部講師の寺田さん(41)と福祉情報学部講師で介護予防などに取り組む中嶋克成さん(42)、同学部教授で物理学、情報科学が専門の鏡裕行さん(53)。
3人は昨年度、湯野温泉で「環境省新・湯治の効果に関する協同モデル調査事業」に取り組んだことから任意学術団体の同研究会を発足させた。今年度は環境省の新・湯治コンテンツモデル調査事業に応募して採択され、今回の事業を実現させた。
温泉知サロンは温泉と大学の知的資源を生かす取り組み。寺田さんが学内で学生と開いている「哲学カフェ」の会場を学外に移して温泉と一緒に楽しめないかという発想から生まれたという。同研究会の主催で、同大学、湯野温泉事業協同組合、湯野温泉旅館組合、芳山園、紫水園が協力している。
第1回は18日(火)に開き、寺田さんが司会・進行でテーマは「出合う」▽第2回は11月15日(火)で中嶋さんが司会・進行でテーマは「道」▽3回目は12月6日(火)で鏡さんが司会・進行でテーマは「湧く」。いずれも参加者は一般公募の5人と学生を合わせて10人ほどで、午後2時から6時まで、テーマについて語り合い、その前後に入浴する。
会場は1回目と3回目は紫水園、2回目は芳山園で、参加費は入浴とデザート・飲み物代を含めて2千円だが、アンケートに答えてもらい、その謝礼として2千円分のクオカードがもらえる。
寺田さんは「温泉を、大学を利用して価値を高める学びの場としていきたい」▽鏡さんは「リラックスして、話していろんな人との関りの中から学んでほしい」と話している。
一般参加の定員は各回5人。問い合わせ、申し込みは寺田さん(080-3987-6580)へ。
湯野温泉は旅館の廃業やコロナ禍からの再生を目指し、国民宿舎湯野荘跡の活用などに取り組んでいるが、3人は今後も活性化の支援に意欲を見せる。来年9月には全国から研究者100人が集まる日本温泉科学会の大会を鏡さんを大会委員長に同温泉で開く計画も進めている。
