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【周南市】伝統のだいがら踊り久々に 湯野温泉郷夏祭り盛況
地域周南市山口県周南市の湯野温泉郷夏祭り盆踊り大会がお盆の15日に開かれた。コロナ禍で3年間とその前年も台風で開催できなかったため5年ぶりの開催。郷土芸能「だいがら踊り」を保存会(松田茂男会長)が中心になって踊った。
「だいがら踊り」は、足を使ってきねを上下させて米や餅をつく「だいがら」に取り付けた太鼓と口説きに合わせて踊り、湯野地区だけの独特の振り付けで踊る「本踊り」とさんさ踊りがある。
祭りは実行委員会(吉井信博会長)の主催で、初盆供養があり、焼きそば、イカ焼きのバザー、ビンゴ大会、大抽選会もあってにぎわった。
会場の中央のやぐらの上にだいがらを置き、3人がかりで運んできた大太鼓と大提灯、大傘も取り付けた。踊りの前には松田会長(72)があいさつして、会員の高齢化や後継者不足といった課題はあるが、新しいメンバーも入り、12月17日(日)に市文化会館で開かれる周南郷土伝統芸能大会に向けて、春から練習を続けていることを披露した。
そろいの浴衣や法被の会員を中心に、子どもたちや住民も加わり、威勢の良い大太鼓と、会場に広がる口説きの声に合わせ、独特の足さばきの踊りの輪が広がっていた。