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【周南市】[新南陽若山ライオンズクラブ]盲導犬に理解呼びかけ ポップス川上が協力
地域周南市盲導犬2頭と使用者が参加
周南市の新南陽若山ライオンズクラブ(LC=本田一明会長)は27日、下松市のスターピアくだまつ大ホールで開かれた㈱ポップス川上の音楽教室の定期コンサートで、介助犬・盲導犬と共に生きる社会を目指す広報活動に取り組んで、参加者が盲導犬とその使用者と交流した。
同LCは、以前、アイバンク&盲導犬育成基金チャリティショーを開いていたが、今回はこれに替わる活動として初めて、ポップス川上の協力で開いた。この日は同社の周南市本町のロック館、緑町のピアノ館、山口市の山口店の教室の生徒が参加した。
広報活動は県盲導犬使用者二葉会の矢嶋薫会長が一緒に生活している盲導犬のピア、釘宮和子副会長がひなたと一緒に訪れた。2頭はいずれもラブラドール・レトリバーの雌。会場では同LCの会員が理解と盲導犬育成のための募金を呼び掛けた。
県内の盲導犬の数は15頭。飲食店・喫茶店では6割が入店を拒否し、病院、バス・タクシー、宿泊施設、小売店でも拒否されるというデータがある。点字ブロックの上に車を駐車しないことや、信号で青になった時に声を掛けてもらうと助かることなど視覚障害者の状況も伝えた。
矢嶋会長は「盲導犬の理解には実際に歩いているところを見てもらうことが一番」と話し、本田会長(64)は「ポップス川上とコラボすることで久々に活動できてうれしい」と話して盲導犬育成支援に意欲を見せていた。