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地域 : 周南市のニュース
[第7回平和の島スピーチコンテスト]優秀賞 それぞれの“普通”
地域周南市みなさんは、最近話題にもなっているLGBTQについてどんな印象を持っていますか。私は最近まで、おねぇと言われる人達はキャラで、同性愛者は物語の中の人物であり本当は存在していないと思っていました。
そんな私が、LGBTQについて知るきっかけになったのは、中学生になり始めたSNSです。写真や動画を通して色々な人達を簡単に知ることができるSNSでは、LGBTQに該当する人など私の周りにはいない人達もたくさんいます。そこで私は、世界には色々な人達がいることを知り、その人達の“普通”は、私達の知っている“普通”と違うこともあることに気づきました。
私自身、黒人と日本人のハーフで、日本での見た目の“普通”とはかけはなれている外見をしています。そして、その日本での“普通”との違いから小さい時から色々と言われてきました。それは、日本には黒人が比較的少なく、日本人の肌の色の“普通”とは違うからだと思いますが、この色は私にとって“普通”です。しかし、そんな自分の一部の“普通”が少し嫌いでした。そんな時、SNSを通して色々な人達を知り、周りの一般的な“普通”に囚われず自分の好きを、自分の“普通”を貫き通している人達を知り、自分をしっかり持っていてすごいなと思い、尊敬の気持ちが芽ばえました。しかし、世間の受け止め方はあんまりそうではないように感じます。LGBTQの理解が少しずつされている中でも、その人達の写真や動画では必ずと言っていいほど批判、誹謗中傷が書かれていました。これはSNSだけの話ではなく、私生活でも言えることだと思います。男性が少しでも女性っぽい服を、女性が男性っぽい服を着ている人を見かけると通りすがりの人が、
「あの人服おかしかったよね。」などと話している声を聞いたことがあります。そして、自分たちの身近に言えることで、例えばいじめで言うと少しでも世間の“普通”と違うといじめのターゲットにされてしまうきっかけになることが多いと感じます。なぜなら、みんな同じでなければならないという風潮は日本社会でよく見られると思うからです。まず小学生になると、髪の指定から、持ち物の指定、制服の指定、そして、みんな学校に言われたもの持ちます。そしてそれが学生の間続きます。このような“普通”によって苦しんでいる人、生きにくいと感じている人は実は私たちが思っているよりたくさんいると思います。中学生の私でもよくSNSでそう感じているという事を発信している人をたくさん見かけます。そして、このように感じている人たちの中で自分で自分の命を失くす、つまり自殺する人がいます。現に日本は、自殺死亡率が世界で2位です。その影響はSNSでもあり、生きにくく感じている人へ向けた動画を作ってSNSにあげている人もたくさんいます。そして、“ありがとう”や“がんばります。”などのコメントでいっぱいでした。生きにくいと感じて、自殺を考える人達が普通にいる、こんな社会が平和と言えるでしょうか。ですが、この“普通”はなかなかなくすことができないように感じます。なぜなら私たちは、様々な“普通”、特に恋愛では異性同士がするものであり、性別は女性の体で生まれたなら女性、男性の体に生まれたなら男性。これらの世間の“普通”は小さい頃から当たり前になっているからです。
しかし、“普通”は人によって違います。こうして考えてきた私も、私自身どうなのか、自分で気づいてないだけでちゃんと理解できていないだろうか。
私は、みんなを絶対に受け入れなきゃダメとは思いません。みんなが理解する、認識することが大事だと思います。LGBTQに該当する人達にもっと優しくしようや彼らが性別を変えると選択した場合尊重してあげる必要もあまりないと思います。もともと人間は平等です。それは、LGBTQに該当する人達も同じです。色んな考えがあっても、自分と同じ考えでなくても、人を悪く言う必要なんてありません。そういう人もいるんだと理解すればいいのです。
みんな一人一人の“普通”は違います。私は、みんな違ってみんないいをモットーに一人一人に対して、どんな“普通”があり、どんな道を歩むのか見守っていきたいです。そして“普通”の違いを理解し、もっと互いを認め合える優しさを大事にする社会になっていってほしいです。最終的に共通する“人間”という生き物というくくりと捉えて、差別のない社会になっていくことを願います。それこそ生きやすい、平和な世界になっていくのではないかと私は思います。
高森みどり中3年 ギブソン心海さん
