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【周南】パネル展「戦後80年」を見学 徳山小5年生、平和意識高める
地域周南市周南市の徳山小(原田剛校長)の5年生107人が5月29日、総合的な学習の一環で平和の大切さを学ぼうと、市役所1階ロビーで開かれているパネル展「戦後80年 想いをつなぐ、未来へ。」を見学した。児童らは平和の上に成り立つ日常生活に感謝する姿を見せていた。
同パネル展の教材DVDをレンタルして平和学習を進めていた同校が、児童らにより深い学びをしてもらおうと同市に要望する形でこの取り組みが実現。
午後2時ごろから1クラス15分程度ずつ、3クラスがローテーションで順番に見学。「分かったこと」をプリントにメモしながら過去の当時者の環境に思いをはせた。
見学を終え、徳山空襲後の市街地の写真などを見た5年2組の重高駿さん(10)は「想像すると怖かった。昔と今の当たり前は違う」と話し、同クラスの柏原麻陽さん(10)は「昔の人の声が聞こえた気がした。今の平和を作ってくれたことに感謝しないといけない。戦争は繰り返してはいけない」と感想を抱いていた。
児童らは今後、原爆資料館見学などで平和学習の学びをさらに深める。同パネル展は6日(金)まで市役所に設置され、以降は市内各地で10月ごろまで展示される。