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【周南3市】敬老会開かない地区が増加 周南市は3地区が記念品配布
地域周南市 9月の敬老の日にちなみ、9,10月は長寿をお祝いする行事が多いが、式典などの敬老会の開催を取りやめて記念品の配布だけにする地区が増え、敬老の形も変化しつつある。
周南3市で対象者の年齢は違うが、いずれも市社会福祉協議会、地区社会福祉協議会が主体になって地区ごとに敬老会か、記念品の配布のみか、選択する形で敬老の事業が続けられている。
周南市の敬老会は市民センターや小学校の体育館で開催。式典とアトラクションで楽しんでもらっている。ただ、参加者は対象者の15%ほどにとどまっている。
敬老会などの課題の一つが担い手不足。周南市では対象者を減らすため、2024年まで75歳以上だった対象者の年齢を25年から76歳以上に引き上げた。これから1歳ずつ引き上げて29年には80歳以上とする。
その中、市内31地区のうち今年は16地区が敬老会を開催し、15地区が記念品の配布のみ。今年から新たに遠石、櫛浜、八代地区が記念品配布だけになり、敬老会と記念品配布の地区がほぼ半数ずつになった。
下松市でも15地区18会場のうち敬老会開催は10会場。8会場は記念品の配布だけにし、1〜2週間の期間中に公民館などに記念品をとりに来てもらう。8会場のうち東陽地区は昨年までは敬老会を開いていたが、今回から記念品配布に切り替えた。
光市では10地区のうち9地区は敬老会を開催し、記念品配布は塩田地区だけになっている。対象年齢が70歳と低いため、市民の3分の1が対象になるが、参加率は15%にとどまっている。