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【周南】学科、規模、運営に不安の声 新南陽高、南陽工高統合で説明会
地域周南市県教委は10月31日、県立高校再編整備計画後期実施計画(素案)の地域説明会を学び・交流プラザで開き、主に同計画に記載されている新南陽高と南陽工高の2031年度の再編統合について説明し、意見を聞いた。説明会は40人が出席して8人が発言。普通教育の学科と工業教育の学科が同じ学校になることへの不安、疑問が多く出された。
この後期実施計画の期間は27年度から33年度まで。再編統合・募集停止では、新南陽と南陽工、下松と華陵など、7カ所で2校を再編統合して1校にする。岩国高坂上分校など3分校の生徒募集停止の検討も記載されている。
説明会は県教育庁の白井雅晃・審議監兼学校運営・施設整備室長兼県立高校再編整備推進室長らが計画の概要を説明して質問に答えた。
再編整備の理由について、生徒数の減少が見込まれる中、県教委が教育の質の確保・向上のために「望ましい学校規模」とする1学年4〜8学級(1学級当たりの生徒数は原則40人)を維持するために必要だと述べた。新しい高校の場所は新南陽高だと実習棟の建設が必要になるため南陽工高にしていると説明した。
南陽工の施設老朽化の指摘も
意見を述べた参加者8人のうち3人は高校教員。このほか、PTAの役員、同窓生も発言した。
質問内容は「工業高校と普通高校の運営は異なり、統合にはリスクがあるのでは」、「40人学級を維持するとしているが、人数が多いことが不登校を助長しないか」、「新南陽高は4学級で再編の対象にならないのではないか」、「南陽工は実習棟など施設が老朽化しているが、施設整備は検討するのか」、「統合後の学級数はいくつになるのか」など。
これに対し、どうして普通高と工業高の統合なのかには、南陽工、新南陽とも防府市から通学する生徒も多く、新南陽地区に高校を残すため、両校を統合すると説明した。
新南陽高が4学級であることには「将来的なことを見越しての再編整備だ」と生徒数の減少が予想されると説明。4学級から8学級を維持することで教員の配置、科目数確保、部活動の設置のために必要な規模の学校にできると理解を求めた。
一方で、新たな学校の学級数、設置する学科、入学定員は開設の前年度までに示すとした。施設整備も検討していると述べるにとどまった。
新南陽地区の高校を1校に再編統合する方針が示されたが、新設校の規模、設置学科などは未定で、不安ばかりが大きい再編統合。6年後の開校へ、今後の動きが注目される。
