ニュース
地域 : 周南市のニュース
【周南】2カ所障がい者雇用施設 東ソー福川南町に開設
地域周南市東ソー㈱(桒田守代表取締役社長)は4日、障がい者雇用施設として同社勤労課加工グループ福川事務所を開設。同日開かれた開所式で坂巻庫人同課長は「すべての人に働きやすい環境を作り、会社を成長させたい」と述べた。
周南市福川南町にある同所は昨年6月着工、9月に完工した。およそ380平方メートルの軽量鉄骨平屋建て。障がい者が安心して働けるよう車いす対応トイレや玄関スロープなどバリアフリーに設計されている。
業務内容は隣接する東ソー・ハイテック㈱の分析機器内部部品制作で、この日から操業開始し、現在5人が業務に就いている。将来的に同事務所のみで30人の雇用を計画しているという。
開所式では、同社の児島康弘南陽事業所長があいさつしたあと、来賓の徳山総合支援学校の辻慶一郎校長が来賓祝辞を述べた。
児島所長は「障がい者雇用は会社の責務であり、会社を成長させる力。誰もが活躍できる社会になることを願う」と話し、辻校長は「地域産業の発展、共生社会への実現に向け共に歩みたい」と語った。
その後、児島所長や辻校長ら7人がテープカットで開所を祝い、来所した約30人の来賓が惜しみない拍手を送った。
同所は障がい者雇用施設として2カ所目。2017年開設の「東ソーコープ陽だまりワークス」では13人、同社全体では、約110人が働いている。
