2026年06月18日(木)

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【周南】認知症専門の「メモリークリニック周南」開院 気軽に相談できる地域の窓口目指す

  • タツノオトシゴのロゴマークが目をひく外観

  • 広い診察室

 周南市桜木に5月1日、認知症専門の「メモリークリニック周南」(宮本光一郎院長)が開院した。完全予約制。

 宮本院長は鹿児島大学附属病院や東京大学医科学研究所附属病院を経て、島根県内の精神科医療機関などで勤務した。その後、徳山中央病院に赴任し、精神科医として認知症診療に携わりながら、もの忘れ外来の立ち上げに尽力した。

 今年3月末の退職を機に開業を決意。自身が診てきた認知症患者のことを考えたとき、「紹介先を探すより、自分が診療を続ける方が患者のためになると思った」と振り返る。

 クリニック名には認知症という言葉への抵抗感を和らげたいとの思いを込めた。「認知症というだけで受診をためらう方もいる。まずは気軽に相談してもらいたい」と話し、地域の身近な相談窓口を目指す。

 近年は認知症の進行を遅らせる新しい治療薬も登場し、早期発見の重要性が高まっているという。認知症は加齢による物忘れとは異なり、出来事そのものを忘れてしまうことが特徴。趣味への関心が薄れたり、家事の段取りや料理の味付けが変わったりすることも初期症状の一つだという。

 同院では患者を支える家族への支援にも目を向け、家族外来を設けた。「介護に追われ、自分の生活を後回しにしている人も少なくない。家族にも寄り添いたい」と話す。

 そのほか、がん患者や家族の心をケアするサイコオンコロジー外来も開設予定。完全予約制で、本人と家族双方の話を丁寧に聞く。

 ロゴマークは認知症と関わりの深い脳の「海馬」をモチーフにしたタツノオトシゴ。6歳の長女が描いた下絵を基に制作し、胸元のハートや水色の配色も長女の提案という。

 宮本院長は「認知症は誰でもなり得る病気。高血圧で病院に通うのと同じような感覚で受診してもらえれば」と呼び掛けている。

[メモリークリニック]

周南市桜木3丁目5-71
TEL.0834-34-1165
診療時間:(午前の部)9時〜12時30分、(午後の部)2時〜5時15分
休診日:水、土曜の午後/日、祝日

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