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【山口県】ふるさと納税 下松、光市は激減 周南市は1,500万円増
政治その他2022年度のふるさと納税などの寄付額 カッコ内は21年度 | ||
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ふるさと周南寄付金(周南市) | 1億667万1,442円(9,204万9,431円) | |
下松市ふるさと寄付金 | 820万円(1,423万2,104円) | |
ふるさと光応援寄付金(光市) | 1,518万円(3,225万7,000円) |
山口県の周南市、下松市、光市に2022年度のふるさと納税で寄せられた金額がわかった。いずれも確定額ではないが、周南市は前年度より約1500万円増の1億667万1442円▽光市は半減して1518万円▽下松市も大幅減で820万円だった。
ふるさと納税はふるさとや応援したいという地域への気持ちを寄付金として表すもの。希望者には金額に応じて返礼品が贈られる。半面、所得税、住民税の特別控除の対象になるため、本来、納付すべき自治体にとっては減収になる。
周南市は「ふるさと周南応援寄付金」として、徳山動物園の魅力アップ、人間魚雷「回天」の歴史伝承事業、「ナベヅルの保護事業」など、寄付した人が希望する事業に使っている。
この寄付金には一部に返礼品を希望しないものや返礼品の対象にならない市内からのものも含まれているが、2674件、9756万2千円は市外からの返礼品を受け取る寄付。返礼品ではふぐセットが人気を集めている。
ふるさと納税を受け付けるサイトは、同市の場合、昨年10月に「さとふる」が加わって6サイト。「ふるさとチョイス」「楽天ふるさと納税」「ANAのふるさと納税」「ふるなび」「三越伊勢丹ふるさと便」を利用できる。
光市の「ふるさと光応援寄付金」は同市の「おっぱい都市宣言」「自然敬愛宣言」「安全・安心利宣言」の理念を踏まえた事業に使用。2021年度は1327件、3225万7千円だった。しかし2022年度は金額は半分以下になり、件数も912件になった。同市ではコロナ禍の巣ごもり需要が去ったためとみている。
以前は「ふるさとチョイス」だけだった応募サイトに昨年12月から「auPAYふるさと納税」▽今年3月から「楽天ふるさと納税」を加えている。
返礼品では光乳業の「チョコアイスボールセット」や、ふく刺しが人気。チョコアイスボールは1万円以上の寄付で65粒のセットを受け取れる。
下松市は820万円で21年度の約1400万円から激減した。21年度は新たに返礼品に加わったACT SAIKYOのゴルフセットなどが人気を集めたが22年度は通常に戻ったという。
そのほかラーメン店の紅蘭の中華そば▽朝日屋のベーコン・ウインナーセットを希望する人が多い。サイトは「ふるさとチョイス」と「楽天ふるさと納税」で受け付けている。