ニュース
政治 : 周南市のニュース
ウイルス対策で「静かな選挙戦」に 国井氏の無投票再選か? 「密閉、密集、密着」避けて
政治周南市任期満了に伴う下松市長選は5日(日)に告示される。立候補を表明しているのは2期目を目指す現職の国井益雄氏(70)=西柳=だけ。国井氏の無投票当選が予想される。 (山上達也)
■4回連続の市長選無投票に?
市長選は国井氏の1期4年の実績を市民がどう評価するかが焦点だ。さらに国井氏本人にとっても、過去3回の県議選と前回の市長選でともに全面支援を受けてきた井川成正前市長(90)から独り立ちし、初めて「自前の選挙戦」を展開する形になっている。
そのため後援会長に井川前市長はとどまるものの、実質的には後援会副会長の森田康夫前副市長と、選対本部長の中村隆征市議会議長を柱に運動が進められている。
それだけに具体的な票数が出ることが国井市政2期目の大きな力になるはずだが、国井氏以外に出馬を表明する人がいない以上、実に4回連続で無投票の市長選になりそうだ。
2月20日に市選管が市役所で開いた立候補予定者説明会には国井氏の陣営幹部のほかに、下関市在住の男性(81)も出席し、報道陣の取材に出馬の意向を示した。しかしそれ以降、下松市内で同氏の具体的な動きは見えず、市選管が3月18日から25日に設定した立候補届け出書類の事前審査にも現れなかった。正式な出馬表明もしないままだ。
■出陣式なく「静かに第一声」
そんな中でも国井陣営は、4年間の実績と2期目の公約を掲載して後援会入会申込書も刷り込んだ「国井益雄後援会だより」を全世帯数にほぼ匹敵する2万5千部を制作し、後援会員や団体を通じて幅広く配布中。半面、新型コロナウイルスの感染症対策で集会を開かない方針のため、陣営は「これを配るのが唯一の活動」と力を入れている。
国井陣営は告示後も「静かな運動」に徹する構え。告示日の5日は降松神社で必勝祈願の後、栄町2―1―14の選挙事務所前で第一声を上げる。盛大な出陣式は開かない。選挙戦になった場合も大規模な決起集会や地区単位の個人演説会は開催しないという。
中村本部長は「新型コロナウイルスで市民の皆さんに不自由をおかけしている中で、選挙運動だけ例外とはいかない。密閉、密集、密着を避ける形で運動を展開したい」と理解を求めていた。選挙事務所は0833・44・1666。
市選管(相本尚志委員長)のまとめでは、3月2日現在の選挙人名簿登録者数は4万7055人。立候補受け付けは5日午前8時半から午後5時まで市役所5階で開く。選挙戦になった場合、期日前投票は6日(月)から11日(土)までの午前8時半から午後8時まで市役所1階で受け付ける。
投票は12日(日)午前7時から午後8時まで市内28カ所で。開票は同日午後9時20分市民体育館で。問い合わせは市選管(0833・45・1875)へ。
