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政治 : 周南市のニュース
[周南市長・市議補選]市長選・藤井、前島候補が政策訴え 市議補選・有田、原田候補が激戦
政治周南市任期満了に伴う周南市長選と、市議補選(欠員1)の投票日の23日(日)まであと2日。市長選、市議補選とも2人ずつが立候補。市長選は現職で再選を目指す藤井律子候補(69)と無所属の新人、前島修候補(49)が戦い、市議補選はいずれも新人の有田力候補(57)と原田洋平候補(47)が立候補して連日、激しい選挙戦を展開している。(届け出順=延安弘行)
周南市長選
藤井候補は、自由民主党、公明党が推薦し、幅広い支持を得て選挙戦を有利に展開。集会は開かないが、連日、市内を選挙カーで遊説し、20日は大手企業も回った。小ホールの新設、新南陽市民病院の拡充などを訴えている。
一方、前島候補は広島市在住で選挙事務所も同市だが、告示後は連日、ポスターを張りながら市内を回る様子をSNSで発信して支持を呼び掛けている。選挙公報では、デジタルバンクの整備や、周南再生プログラムの実行などを訴えている。
周南市議補選
市議補選の有田候補は高村正大衆院議員の元秘書で、自由民主党の公認候補。選挙事務所は権現町の産業道路沿いに置き、連日、大手企業前や国道での朝立ちも続けている。少子化対策や安心・安全の確保、地域医療・福祉の充実、中山間地域振興、産業・観光の強化などを訴えている。
原田候補は本町の原田屋社長で、選挙事務所も同社に置き、商店街や同社周辺を歩く一方で、全市域を回り、SNSでも活動ぶりを発信。「シティプロモーションで周南市に地域連携という財産を」「多様な働き方、生き方がかなう周南へ」「女性活躍推進、子育て支援」などと訴えている。
票率にも注目
同市の有権者は15日現在で11万7,260人で4年前の前回より3,779人減った。男性が5万6,470人、女性が6万790人。
期日前投票の出足は、17、18日の2日間で2,528人。18日に各支所でも期日前投票ができたこともあり、前回を132人上回っている。
周南市が誕生してから6回目の市長選だが、これまでの5回は新人同士や新人と現職、元職と現職の激しい戦いが展開された。それでも投票率は1回目は60.69%、2回目は54.68%だったが、3回目は49.01%、4回目は49.78%、前回は48.51%と50%を下回っている。
同市の選挙で、過去5年間で投票率が最も低かったのは2021年の県知事選で33・67%。これまでの市長選に比べて盛り上がりに欠けるといわれる今回の市長選。投票率がどう動くか、熊毛地区が含まれる衆院2区の補選や、市議補選との関係も含めて注目される。
周南市長選立候補者(届出順) | ||
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藤井 律子 69 無(自由民主党、公明党推薦)・現 | ||
前島 修 49 無・新 |
周南市議補選立候補者(届出順) | ||
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有田 力 57 自由民主党 新 | ||
原田 洋平 47 無 新 |