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政治 : 周南市のニュース
【周南3市】小中学校特別教室空調設備 概算事業費は51億円 周南市は27年度の設置目指す
政治周南市周南市教育委員会は市内小中学校の特別教室に空調設備設置、併せて照明設備のLED化を一斉に進めようとPFI導入可能性調査を実施。市議会9月定例会の一般質問で示された調査結果を受け、市議会教育福祉委員会(江崎加代子委員長)は10日、所管事務調査を議題に委員会を開いた。
1教室あたり1100万円?
PFI導入可能性調査で空調設備の事業対象となる市内小中学校の音楽室などの特別教室は38校416室。2027年度運用開始を目標に単年度で一斉整備をして、13年間の維持管理込みで概算事業費は51億6,598万円。そのうち空調設備は45億3,912万9千円かかるとしている。
空調設備設置費を416教室で均等割すると13年間の維持管理込みで1教室1,091万円。これに河井美和子委員(輝)は「そんなに必要だろうか」と疑問視し、執行部は「室内機、室外機、配管、電気工事、建築改修工事、維持費が含まれる」と答えた。
西尾孝夫委員(市民の会)は20年度に完了した普通教室の空調設備設置事業と比較。物価高騰などの影響から毎年度業者の見直しをかけているが、契約締結当時、13年間の維持管理費込みで1教室あたり343万1千円だった。
体育館は特別教室整備後
子どもや指導者、教員からの「暑過ぎて危険」、「長く活動できない」などの声を多く聞く学校体育館。災害時の避難所としても使用されるため、国からも空調設備設置を急ぐようにと補助金が整備されている。先の一般質問で早期着手について問われた執行部は「空調設備整備は避けては通れない課題。防災担当部局との協力体制で研究していく」としていた。
この日、河井委員からの「並行してできないか」との質問に、執行部は「児童生徒の要望が高い特別教室を最優先に、整備後に検討する必要がある」と回答。河井委員は「授業で使う頻度が低い教室もある。優先順位を決めて体育館を並行する考えは」と追求したが、「特別教室を整備した後に検討が必要と認識している」と答えるにとどまった。
下松市は特別教室97.2%に設置済み
下松市は20年度に策定した市総合計画では小中学校特別教室の空調設備について、当時48.2%だった設置率を25年度に100%にする目標を設定。音楽室にはすでに空調設備を設置しており、この計画をもとに毎年度1、2校ずつの5年で全10校と段階的な整備を進めてきた。
同市で未整備は下松小のみ。校舎の建て替えで広々とした空間ができるなど、設置に向けた検討が必要で、来年度の終了見込みとしている。
体育館について具体案はまだだが、26年度から検討を進める。
優先順位を決めて進める光市
特別教室の空調設備設置は21年度から開始。要望を聞いて学校ごとに優先順位を決め、毎年、市内全学校で2教室ずつ着手している。
32教室に設置した21年度の総事業費は3,554万868円。教室の階や電気工事の内容によって変動はあるものの、1教室あたりの費用は平均111万円だった。
今年度は学校統合で発生した余剰エアコンを他の学校施設に設置。同市ではやまと学園などの小中一貫校整備を進めており、全特別教室と体育館への空調設備設置を調整しながら進めている。
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各市で進め方は異なるが、周南市の空調設備設置の遅れが目立っている。子どもたちの安全な学習環境の確保のため、早急な対応が望まれている。
