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政治 : 周南市のニュース
[周南市議会]「学園台にキャンパスを整備」 市がサテライトキャンパスで意向明示
政治周南市周南市議会3月定例会の会派質問2日目の25日、中心市街地への周南公立大サテライトキャンパス誘致の構想に対して藤井律子市長は「大学の自治や自主性を尊重する必要はあるが、総合的に判断し、学園台に整備するのが良い」と市の考えを示した。
市は誘致構想を把握せず
会派質問は会派ごとに施政方針や新年度予算、そのほか市政全般の一般質問を市長ら執行部に問うもの。
同大と市の関係について自由民主党周南が一般質問で取り上げた。この日、質問に立った古谷幸男議員は12日に他紙で報道された西京銀行の大学拠点構想についての記事を取り上げ、「報道で初めて知った。市長、行政はこのことを知っていたのか」などと質問。
藤井市長は「私としても、市としても、全く知らなかった。報道で初めて知った」と明言した。
サテライトは徳山商議所も要望
「中心市街地への周南公立大学サテライトキャンパス設置」は徳山商工会議所(岡田哲矢会頭)が昨年10月29日に、年間7億7700万円の経済効果や社会的効果をまとめた報告書とともに要望書を市に提出。岡田会頭は商議所内に特別委員会を設置する考えも示している。一方大学は現在の校舎の老朽化などの課題に対してマスタープランの策定を検討している。
学園台でのキャンパス整備は総合的に判断
大学に対する考えやキャンパス整備について、答弁を求められた藤井市長は「本来であれば市と大学との協議事項で、現段階でこの情報を伝えるか悩んできたが、市の考え方をここで示させていただく」と前置きし、「総合的に判断し、学園台にキャンパスを整備するのが良いという考えを昨年9月に大学へ伝えている」、「一緒に考えていきましょうと伝えている」と答弁した。
その理由に教育研究機関としての一体性▽社会環境の変化への対応▽コスト管理の合理性▽知の連携強化▽学生としての誇り▽歴史の重みの6点を説明。説明中には、感極まって涙ぐむ場面もあった。
徳山中心市街地ありきに疑問
同会派の友田秀明議員はサテライトには肯定的であると伝えながらも、「徳山の中心市街地だけでなく、市内各地の施設も含めて検討すべき」とただし、改めてサテライト構想について市が把握していなかったのかが問われた。
川口洋司企画部長は藤井市長と同様に「新聞で初めて知った」と答え、小規模な教室を設けるサテライトについては「市としても有意義と考えている」と一定の可能性を示すにとどまった。
理事長と学長の分離化に言及も
古谷議員は続いて「理事長と学長に権限が集中する体制で問題はないのか」と不祥事発生に懸念を挙げ、川口部長は「全国的に分離を進める大学も増えている中で、周南公立大学としても検討すべき課題。新体制の中で今後検討していきたい」と回答。
古谷議員は「大学自治とはいえ、財源面でも無関係ではない。調査委員会などを設置する事態にならないよう願っている。新体制に大きく期待し、希望を持って申し上げた」と質問を締め括った。
