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【光市・周南市】[日鉄ステンレス山口]30年ぶりの歓喜、夢の全国大会へ 硬式野球部・山口シーガルズ
スポーツその他社会人野球日本選手権大会へ
山口県光市と周南市で活動する日鉄ステンレス山口製造所の硬式野球部(愛称・山口シーガルズ=坂本耕哉主将、30人)が、11月3日(金・祝)から大阪市の京セラドーム大阪などで開かれる第48回社会人野球日本選手権大会に出場する。実に30年ぶりに踏む全国の舞台を前に、選手や日鉄ステンレス応援部(棚田裕一郎部長)の意気込みは高い。(山上達也)
中国第2代表決定戦でJR西日本降す
山口シーガルズは1961年に発足した光市の八幡製鉄光製鉄所の企業チームの八幡製鐵光硬式野球部が源流。その後は新日本製鐵光硬式野球部を経てクラブチームの光シーガルズになったが、再び企業チームの日鉄ステンレス山口シーガルズに改称され、昨年から現在名の日鉄ステンレス硬式野球部になった。
その間、92年に都市対抗野球大会に、93年に社会人野球日本選手権大会に出場して、以後は全国の舞台からは遠ざかっていた。
今年は都市対抗野球こそ全国への切符は逃したものの、社会人野球日本選手権大会で実力を発揮した。
9月14日から5日間、周南市の津田恒実メモリアルスタジアムで開かれた中国地区最終予選で、全国への出場権2枠を強豪6チームで争う激戦の中、第2代表決定戦で日鉄は広島県代表のJR西日本を6―3で降し、30年ぶり7回目の日本選手権をつかみ取った。
坂本主将「日本一を目指す」
スタンドでは今年3月に再発足した応援部が懸命の応援を展開。8月に完成した日鉄ステンレス応援歌「心ひとつで」の力強いメロディーも流れて、雰囲気は最高潮になった。
日鉄物流八幡㈱山口物流部に勤務する坂本主将(28)は「この結果に満足せず、日本選手権の舞台でも一勝一勝を重ねて日本一を目指したい」と力強い。日鉄ケミカル&マテリアル㈱に勤務する応援部の青木正伸団長(56)も「このメンバーなら全国の土を踏めると信じていた。日本選手権でもしっかり応援したい」と笑顔を見せた。