2025年03月18日(火)

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スポーツ : 周南市のニュース

掛川君(住吉中3年)レスリング日本一 中学全国大会で優勝

  • 決勝戦で相手のバックを取る掛川君(赤)=日本レスリング協会提供

 周南市の住吉中3年、掛川零恩(れおん)君(14)=徳山チビッ子レスリングクラブ=が茨城県水戸市で8、9日にあった「沼尻直杯全国中学生レスリング選手権大会」の男子75キロ級で優勝した。中学生の全国大会制覇は山口県勢で22年ぶり。11月に台湾で開かれるU―15アジア杯の出場権獲得が確実視され、「将来は五輪で優勝したい」と意気込んでいる。

 同級には全国から20選手が出場した。試合は2分2ラウンドで掛川君は初戦判定勝ち、準々決勝フォール勝ち、準決勝判定勝ちで決勝戦に進んだ。相手は小学6年生の時に出た全国大会の決勝で負けた茨城県の金子勇翔君で今大会も優勝候補の筆頭だった。試合は掛川君が終始優勢に運んで4対1の判定で勝利し、リベンジを果たした。

 全国制覇は小中学校時代を通じて初めて。クラブにとっても初の全国チャンピオンとなった。

 掛川君は会社員の父、浩二さん(49)とルーマニア出身の母、マリアさん(39)の長男。浩二さんがクラブの指導者を務め、3歳でレスリングを始めた。小中学校時代を通じて全国大会は常連だったが、小学6年生の時の準優勝を最高にあと一歩頂点に届かなかった。

 今大会はパワーで相手を圧倒する戦術を立てウエートトレーニングに重点的に取り組んだ。本番前2週間で体重を7キロ落として臨み、念願の金メダルを手中に収めた。

 沼尻杯は元全国中学生レスリング連盟会長の故沼尻直氏の功績をたたえた大会で、中学生の全国大会では東京都知事杯全国中学選抜選手権(11月)と並ぶ。今回の優勝でアジア杯の切符を事実上手にしたほか、7月に光市で行われる国体県予選(少年の部)に出場する。

 浩二さんは「指導には素直に従い、パワーレスリングを志向する。練習は週3日で、毎日練習するメジャーなクラブに比べたら練習量が絶対的に少ないが、練習の効率化や自主トレーニングでハンデを埋めたい」と話す。

 零恩君は「決勝の相手は実力ナンバーワンで胸を借りるつもりで向かった。優勝の実感はなく、まだフワフワしている。これからも練習を重ねて世界で通用する選手になりたい」と意気込みを語っている。

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