2026年10月21日(水)

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スポーツ : 周南市のニュース

夢は世界大会出場 車いすバスケの安達選手 県がパラアスリート認定

  • 安達選手=山口県光市のサンアビリティーズ光での練習風景

 山口県周南市下上の車いすバスケットボール2020年の日本代表候補、安達颯真選手(20)が11月24日、県から「やまぐちパラアスリート」の認定を受け、同日県庁で開かれた認定式で決意表明をした。

 この認定は、パラリンピックや国際大会での活躍を目指す障害者アスリートの支援を目的に、県障害者スポーツ協会の「やまぐちパラアスリート育成ファンド」から遠征費、用具購入費を助成するもの。

 安達選手を含め、陸上や水泳などのアスリート6人が認定を受けた。

 光市の日鉄ステンレス光製造所に勤務する安達選手は、周南市生まれで、岐山小、岐陽中、徳山商工高出身。2歳で左足を骨折した時に、なかなか治らないことから難病の神経線維腫症Ⅰ型が判明した。これまで12回の入退院を経験。長い時は3カ月半を病院で過ごした。左足の骨の異常が原因で、安達選手の左足は右足より11センチほど短く、普段は左足に装具をつけて歩いている。

 車いすバスケとの出会いは中学2年の時。入院中に読んだ車いすバスケのマンガ「リアル」に感銘をうけ、病状が回復した高校1年で現在所属する山口オーシャンズの門を叩いた。それまで卓球や野球に親しみ、体を動かすことは好きだった。

 車いすバスケは1チーム5人で、障害のていどで1人に1〜4.5のポイントが与えられる。5人の合計ポイントを14以内に収める必要があり、メンバーの特性、プレースタイルを見てチーム編成をする。

 障害が軽い安達選手のポイントは4.5。4〜4.5のハイポインターはチームの機動性を左右する重要な役割を担い、攻撃、守備、パス回しと何でもこなすシューティングガードを務める。運動量は一番多い。

 山口オーシャンズは10代から60代の男女、14人ほどで構成。安達選手は高校時代から、同世代、年上の大人に混じってプレーする中で、車いすバスケというスポーツだけでなく、人との関わり方、礼儀など社会勉強の場として、得たものが大きいという。

 毎週木曜午後7時から9時は光市のサンアビリティーズ光、第1・3日曜の午前9時から午後5時は山口市の県身体障害者福祉センターで練習。その他にも家でのバーベルを使った筋トレ、公園での車いすランニング、車いすをベルトでしばってのけん垂などのハードなトレーニングをこなしている。

 中四国の選抜チームに選ばれ、2020男子U-23の強化育成選手に選出された。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で試合のほとんどが中止。コロナ後の今後の国際大会再開に向け、練習に汗を流している。

 安達選手は「日本代表のウエアを着て世界大会に出場するのが夢。県内で広く車いすバスケを知ってもらえるよう普及活動にも力を入れたい」と話す。

 釣り、ゴルフ、ドライブと多趣味で、最近は新たにバイクツーリングの楽しみが加わった。

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