ニュース

　化学製品の輸送を手がける東ソー物流㈱のグループ会社、山口コーウン㈱（矢野正治社長、山口県周南市）が9月から、スポーツや文化活動で成績が優秀な社員を認定し、活動を支援するスポンサーシップ制度を始めた。

　認定を受けた社員には、社名ロゴが入った競技ユニフォームの費用や大会出場の宿泊交通費の支給、大会出場期間の特別休暇付与などのサポートがあり、知名度向上による人材確保や社名ブランドの認知拡大を通じて、社会貢献を果たす。

　認定第1号と2号は、開発部営業一課の原田佳奈さん（21）と総務部経理課の藤川優花さん（24）でいずれもソフトテニスのプレーヤー。原田さんは岩国市出身で岩国商高時代に国体、全日本選手権への出場経験を持つ。カットサーブと強力なストロークを武器に、10月に鹿児島県で開かれる特別国体、11月の東京での全日本選手権に挑む。

　藤川さんは周南市出身で秋月小、周陽中の卒業生。岩国商高を経て徳島県の四国大学に進学し、大学時代は中四国大学選手権で1位を獲得。どんなボールにも対応できる安定感が持ち味で、今後の活躍が期待される。

　原田さんは「自分が代表として活躍することで、応援していただいた会社に貢献できればうれしい」▽藤川さんは「自分一人ではなく会社の一員としての自覚を持ち、頑張っていきたい」と話した。