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【周南】周南公立大 中四国九州バドミントン選手権で活躍 部員3人でも実業団と連携
スポーツ周南市周南公立大のバドミントン部が11月14日から19日まで広島県福山市で開かれた中四国九州学生バドミントン選手権大会の女子シングルスで主将でもある3年、江見乃羽さん(21)が3位になり、団体でも3位に入賞した。部員は3年2人、1年1人の3人だけだが、バドミントン女子の国内最高峰のS/Jリーグに参戦している実業団のACT SAIKYOと一緒に練習して鍛えている。
同部は2021年の創部。当初からACT SAIKYOと連携し、現在は同チームの専用体育館などで練習している。部員は倉敷中央高出身の江見主将と北海道のとわの森三愛高出身の坂井佑衣選手(21)、1年で米子北高出身の岡田小都乃選手(19)の3人。3人とも高校時代から活躍し、江見選手、坂井選手は実業団チームを目指す。週に6日の練習があり、そのうち2、3度はACT SAKYOと一緒という環境にある。
江見選手は1年生だった2年前のこの大会でも坂井さんと組んだダブルスで2位、シングルス3位。今回の結果には「すごく悔しい」と話す。
江見主将は「強みのスピードを活かしたい。フィジカルの強さも体力もあり、苦しい場面でも耐えることができる」▽坂井選手は「173センチの長身と左利きを活かしたプレーができるようになりたい」と意欲をみせる。岡田選手は高校時代、鳥取県大会では優勝する実力者だが、現在は「レベルが高すぎる。ちょっとでも回りの選手に追いつきたい」と話す。
同大学は来春の学部改編で3学部5学科になり、人間健康科学部にはスポーツ健康科学科も新設され、全体の入学定員も増える。部員数は少ないが、今回の大会だけでなく、中四国大会では上位に入る強豪の現在のバドミントン部について「実業団を目指す気持ちの人、本気で強くなりたい人にとってはいい環境」と話している。