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読者の声 : 周南市のニュース
[読者の声]
読者の声周南市《徳山ふぐ、周防はも、周南たこ命名のその後を考える》
スーパーで販売されているふくやタコなどを見るたび思うことがある。周南市でふく、タコ、ハモに「周南」や「徳山」などの名前を冠した時、それがニュースになった。その後、どうなっているのだろうかと。
一般消費者は、どんな特徴があるのか、どちらが「徳山」で、どちらが「周南」か覚えていない人も多いだろう。商品に名前を付けたことで安心したわけではないだろうが、これをどう売り込むか、走りながら消費者などの反応をフィードバックする動きを関係者はどのていどなさっているのだろうか。
徳山駅でふくなどを使った駅弁をひと通り2回ずつ買って食べてみた。それなりに良いと感じるが、正直、また買いに行こうというワクワク感がない。当地の名物弁当を含めた駅弁祭りを徳山駅で開催されたらなと願う。
このふくなどの命名に象徴されるように、周南地区の産業・観光がもう一つつながり、発展がない点には市民、消費者・利用者の力を巻き込んでいく仕組みと担当者の熱意が足らないのではないかと感じることがある。
周南市や下松市では市と関係協会、組合、大学教授などをメンバーとする観光などを打ち合わせる会議がある。しかし両市とも一般応募を受ける考えはないようだ。
今後、“仲間〟的なグループ活動から、消費者・お客様や専門家、一流シェフなどの厳しい指摘を謙虚に受け、熱意をもって改善を続けていく活動が出てくることを楽しみにしている。=下松市河内、木原陽一郎(72)