昭和39年、まち遠しい日が来ました。妊娠(にんしん)8カ月の大きなおなかをケープで隠しながら小走りで徳山市役所前まで。手には日の丸の旗を振りながら。当時、保育園に勤めていた為、30人の子供達の午睡中に他の職員に頼み、仲の良い2人と…間に合った‼目の前をランニング姿の30代位だろうか、汗をぬぐいながら目の前を通り過ぎて行く。世紀の祭典に出合えた喜び‼一瞬の時間だったが、青春時代のひとこまとしてよみがえった。
オリンピック再(ふたた)びめぐり二十(はたち)の我
オリンピックあの世で見るかこの世で見るか
(周南市住崎町、N、81)