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読者の声 : 周南市のニュース
[読者の声]突然の意見、失礼します(動物のことについて)
読者の声周南市山口県周南市の動物殺処分は今どんな状況なのでしょうか。野犬が多いこの地域では、捕獲した後にやはり処分してしまうのだろうと思います。子犬も含め、引き取ってどれくらいの期間で処分するのかさえ、市民でありながら知らないことが多いと感じています。安楽死ではなくガスでの処分ということは知っており、毎日近くで動物が殺処分されていると思うと、本当に暗い気持ちになりますし、方法と予算さえあれば、改善の余地があるのではないか。「飼う人がいないから殺す」では、あまりに動物たちが可哀想で、見て見ぬふりをしている自分にも嫌気がさすことがありました。
例えば、税金+寄付金などで動物を保護しておく施設を増やす、そういった施設に市民が気軽に行けるように環境を整える(犬の狂犬病接種・できる範囲でのしつけなど)などすれば、檻のなかで不安そうに鳴くイメージの保健所を変えられます。想像しただけで恐ろしい保健所には、行きたいとは思えません。どんなに暮らしやすい街づくりに尽力したって、生き物を殺しているようでは、暗部に蓋をして表だけきれいに飾っているようなものです。これからも周南市で暮らしていく自分には、動物殺処分の問題はとても大きな課題に思えます。
周南市・匿名希望
回 答
令和2年度の周南市内での犬の捕獲頭数は、713頭です。
保健所に収容された犬は、1頭でも多くの命を救うべく、原則として1週間保護し、県のウェブサイトにより、広く里親募集しています。このうち約9割が、動物愛護団体をはじめとする多くの方のご協力があり、譲渡されています。
また、保健所で譲渡されなかった犬は、山口県動物愛護センターに移送後、譲渡適正を判断し、譲渡適正がある犬については、山口県動物愛護センターの譲渡会で里親希望者に譲渡しています。殺処分までの期間については、このように動物の状況によって異なるため、定まった期間はありません。
こうした取組の結果、令和2年度の犬の殺処分数は平成27年度の約1/16まで減少しています。
なお、譲渡適正のない犬や重篤な病気・怪我等の犬については、山口県動物愛護センターにおいて、麻酔薬の注射又は炭酸ガスにより殺処分を実施しています。
回答者:山口県周南環境保健所