2026年10月23日(金)

コラム「一言進言」

湯野・紫水園も利用不可?

~政治倫理の行き過ぎ~

■何度も書くから周南市議会の議員諸氏から総スカンを食いそうだ。またもや政治倫理問題だ。伴凱友市議が道の駅「ソレーネ周南」に家業のカステラを納品、販売していた問題だ。委託販売で、二〇%の販売手数料を道の駅に収めている。道の駅からの出費はゼロだ。政治倫理の根本は、政治家がその力を誇示して無理に商品を行政に納入、代金を支払わせることを防ぐのが目的だ。今回の問題は政治倫理問題とは思えない。

■私は周南市観光協会を法人化、市も出資した周南観光コンベンション協会を立ち上げた一人だ。市の委託を受け、観光案内所を管理している。そこに土産品店「まちのポート」を併設した。扱う商品は地元産品で、委託販売している。商品の選択で経営者に市議など政治家がからんでいるかなど考えたこともない。代金はお客さんが払い、手数料を協会がもらう。要するに棚代をいただく仕組みだ。家賃の一種だ。

■道の駅はいわば家賃収入で成り立っている。家賃を払ってくれる人は誰でも大歓迎だ。申し込みが殺到して抽選で選ぶのならまだしも、「まちのポート」もそうだったが、商品集めに大変な苦労をした。商品を出してくれる人は頭を下げたくなる貴重な店子だ。

■それが、今回のケースまでも政治倫理条例にふれるとなると、市がからむ取引で利益を得ることに市議が関係することがすべてだめなわけだから、今後、行政関係の人を湯野の紫水園に宿泊させることも違反だろう。補助金対象者でもだめだ。もちろん宴会もだめだ。西田宏三市議が実質的オーナーだからだ。

■公共工事や物品納入など発注行為には厳格な倫理観を求めるべきで、なれ合いも要注意だが、道の駅への出荷までだめとなれば、生産者に足かせになることもあり得る。この問題を審議する政治倫理審査会の結論が楽しみだ。

(中島 進)

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