2026年04月30日(木)

コラム「一言進言」

駅ビル図書館から中心市街地に誘導?

~周南市の住民投票~

周南市の新しい徳山駅ビルが注目されている。住民投票要求の署名は九千人を超え、議会で審議されることになった。有効分は八千七百三十三人分。この数が多いか、少ないかは評価が分かれるだろう。ちなみに市民館ホールの代替施設確保を求める署名は一万四千人以上にも達した。いずれにしても市議会で実施の有無が決まる。ツタヤを経営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)による佐賀県武雄市の図書館を、ほぼその形態で持ってくる案に、確かに反対意見はあった。しかし、経験のないことだから、無関心、無理解の市民も多い。

今回の問題は二つある。計画に反対する市民グループの事務局が、前島津市長の後援会事務所であることと、ツタヤに相談して駅ビル構想を作ったが、そこに市民のアイデアは入り込む余地がなかったことだ。ツタヤとの交渉が始まったのは二年前からだが、なぜ今の時期に住民投票なのか。今春、市議会議員選挙がある。それ以前に市長選挙もあった。純粋に図書館のあり方を問いたい市民運動なのだろうか。

駅ビルはデザイン会議があって、市民の声を反映した構想を、といつものように市職員主導の運営が続いた。市民には突然、CCCが現れたように受け取られた。集客を目的にするのは当然だが、歩いてわずか数分のところに市立図書館がある。市民には、そこら辺がわかりにくい。

減少しているが、武雄市では当初九十万人もの人を集めた。市職員はそこにかけたのだろう。中心市街地に人を集めるのが命題だった。商業施設としての駅ビルでは無理があるとして、CCCに行きついたのだろう。CCCとの懇談会にも何回か出たが、確かに優秀なスタッフがそろい、集客に関しては自信を持っている。ただ、残念なのは市民の参画には、ほとんど関心を持ってなかった。

確かに木村市長の説明不足は大いにあった。「知の広場」などと今になって言わないことだ。料理や旅行関係の本と雑誌類を、コーヒーを飲みながら楽しむところを「知の広場」はまずい。抜群の集客力が基本だ。とにかく駅ビルに人を集め、それが中心市街地に回遊することを夢見ている。いかに集まった人たちを市街地に誘導するかを最優先で考えることだ。南北自由通路を降りて、中心市街地の案内看板さえないのが実情だ。

(中島 

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