コラム「一言進言」
アンケートはゴミ箱に…
~兼重議員のブログが評判に~
■周南市の兼重元市議会議員のブログが巷の話題になっている。今回の新しい徳山駅ビル計画の反対署名運動に対する、やくざ呼ばわりの論調に賛否両論だ。彼のブログは過激で、市議会議員としては異色だ。
■今回のことがあって初めて読んだが、昨年三月の政治倫理条例について書いたこのコラムについても細かく反論を書き込んでいた。もちろん反論は大歓迎だ。自由な論議に全く違和感はない。しかし、私を子ども扱いした上に最後には、もっともうけて社員の福祉向上を図れとまで踏み込んでいた。なんと高慢な市議会議員もいるもんだ。
■兼重議員自身が書いているように、市会議員は税金を年間七百万円も使っている。地域のローカル紙を相手に口汚くののしるにもほどがあろう。我が社も社員たちも少ないが納税者だ。
■税金で禄を食んでいる議員は、納税者である市民の声にあくまで謙虚に耳を傾けるべきだ。議会内の論議は自由だが、反対論者を一切許さないその姿勢に恐怖を感じる。ミニコミ誌の分際で偉そうなことを書くなと言わんばかりの態度に、おごりを感じる。
■忠告しておこう、貴方の気に入る記事だけを書くことはない。我が社は市民、読者に支えられている。何とか生き延びてきたのも、市民の代弁者だとの自負があるからだ。
■メディアを取り巻く著しい変化の中で、ささやかな収益でローカル紙を発行し続ける痛みもわからない議員と口論するつもりもなかったが、今回の駅ビル問題で兼重議員のブログの取り上げ方に疑問を感じたので、昨春のことを蒸し返してしまった。マスコミに対して無視して当然だと公然と主張する論法に、公人としての自覚を促したい。正義感も強い論客だと評価していただけに残念だ。
■ネットの世界は怖い。ブログは日本中に拡散する。今回、兼重議員は住民投票条例制定を求めた県オンブズマン市民会議が議員にその賛否を問うアンケートを「ゴミ箱におとします」と書いた。このアンケートの背景、内容を考えれば拒否するのも一つの見識だろうが、「ゴミ箱…」とは、会派の代表者としての兼重議員のこの書き込みに、ほかの議員から異論はないのだろうか。
■個々の案件で市民は反対も賛成もある。住民投票については、粛々と議会で議論して決定すれば良い。できればいかにツタヤ図書館が、ここ周南で必要なのかを説明するブログであって欲しかった。子どものような新周南ですが…。
(中島 進)
