2026年04月29日(水)

コラム「一言進言」

同じ過ちをなぜ犯す

〜周南市防災無線工事・百条委員会は何だったのか〜

□5年前、東北などで大変な地震が起きたと知らせが入り、あわてて車のテレビで津波の被害を食い入るように見たのを思い出す。東日本大震災発生の日、周南市の防災行政無線工事に関する市議会の百条委員会が開かれていた。工事発注が決まる直前に仕様書が書き換えられ、落札業者ともめにもめたことから問題が大きくなった。

□最初の取材は私がしたので、記憶に鮮明だ。下請け業者に県内でも数人しかいない技術資格を要求したり、不自然な変更があるので、建設部長や河川課などに聞いて回って記事にした。それが発端で百条委員会まで開かれる大問題に発展した。大手新聞社が記事にしない中、執ように取材を続けたが、島津前市長にはさぞや迷惑だったろう。

□その年の年末、報告書が作成された。木村市長はその報告書を読んでいるのだろうか。今回同じ過ちをまた繰り返している。システムの構想からやり直して防災無線工事がようやく再開するかに見えたら、またもや設計の問題で中断してしまった。電波が届かないとか、仕様書に外国製の機器を使うという記載があったり、設計会社の選考を含めて、市の管理のずさんさが浮き彫りになった。

□報告書には、今後は第三者機関を設けるなど、専門家としっかり協議できる体制で進めるべきとしていた。今回、設計会社は専門家だからと、報告書など無視して第三者を入れる体制もないまま発注。再度調査や設計変更を余儀なくされた。あれだけの時間と労力をかけた百条委員会は一体何のためだったのか。

□木村市長はじめ執行部の責任は、単なるミスではすまない。二度と同じことが起こらないようにと報告書は作られた。まさか読んでいないとは言えないだろう。防災無線工事で前市長の責任を追及してきたわが社だけに、のん気な木村市長体制に無言ではいられない。もう少し緊張感を持った市政運営をと望むのは私一人ではない。

□イクボス宣言や「しゅうニャン市」など内向けのパフォーマンスだけが目立つ。ほとんどの職員が定時に退庁する職場で、イクボス宣言は必要なのか。家庭第一と言われても市民はピンとこない。市民第一をまず実行してから言ってくれと思うのは失礼か。国民健康保険の個人情報流出など、何か変だ。頼むよ、木村市長殿。

(中島 

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