2025年12月14日(日)

コラム「一言進言」

なぜ下がる投票率

~生活が大変でも選挙に参加しないのは?~

■衆議院総選挙の総括をと思ったが、しようがない。小池、前原氏を悪者にした総括など意味もない。比例区では野党の合計の方が得票が多かったし、妥当な結果だった。自民、公明はしっかりした地方組織を持っている。一方、希望の党も立憲民主党もほとんど地方では組織らしい組織はない。それにも関わらず、圧倒的な票の差がなかったのは健全なのかもしれない。これでは安倍総理が思うような改憲案も通らないだろう。
■やはり一番問題なのは投票率だろう。国民の2人に1人は棄権している。理由はどうあれ、自分たちの将来の命運を決める国政選挙に、どうしたことか。国民の学力は世界でもトップクラスだ。現状の満足度が高いからか。ここは与野党関係なく、真剣に投票率低下阻止に取り組むべきだ。
■周南地区でも毎回投票率が下がる。20年前とは雲泥の差だ。なぜ投票に行かないのか。調べるが統計がない。事前の世論調査では70%の人が投票に行くと答えている。あきらめ、関心がない、忙しすぎる、理由はさまざまだろうが、結局は大切と思わないからだ。私の周囲ではさほどお金持ちでない人ほど関心が低い。
■日本はまだまだ男性社会だ。たとえば母子家庭で子どもを大学まで行かせるのは大変だ。社会への不満は相当あるはずだ。しかし、政治に関心を示す人は知る限り少ない。上場企業で働く人と、孫請け会社で働く人との格差は膨大だ。圧倒的に後者で働く人の方が多いはずだ。それでも投票に行かないのはなぜか。大店法が改正され、地域の小売店は壊滅的になった。それでも商店主たちは不満を叫ばなかった。規制緩和で町の米屋や酒屋もことごとくなくなった。それでも自公を応援する人が多い。なぜだ。
■1963~72年の国公立大学の授業料は年間1万2,000円だった。貧乏人でも奨学金を受けアルバイトをすれば大学に行けた。私を含め周囲にそうした仲間が随分いた。塾はほとんどなく、教育無償化の論議は必要なかった。それでも国に不満がいっぱいあった。国民の4人に1人が今の自公政権を支持しているが、それで圧倒的多数な政権を維持できる。感覚で申し訳ないが、投票に行かない人の多くが、十分な生活ができていない人たちではないかと感じる。
■すべての人が満足できる政治は不可能だ。しかし、これだけ投票率が下がると、国家の危機だと感じざるを得ない。1億総ミーハーになったのだろうか?

(中島 

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