2021年11月30日(火)

コラム「一言進言」

変革した徳山大学

~署名活動の意義は?~

徳山大学より良いあり方検討委員会設置を求める署名活動を始めたのは8月11日だった。22日まで続いた。その間、徳山大学公立化は8月18日周南市議会で議決され、来年4月から公立大学として新しいスタートを切ることが決まって、県や国に認可申請も出されている。

私の解釈では、代表の北村俊秀さんは取材のたび「公立化には反対ではない」と答えていて、てっきり早急に多くの市民と大学や市の関係者と話し合う機会を作るべきだとの意見かと思っていた。しかし、どうやら議決を一度破棄して、もう一度審議をやり直せという意味のようだ。

ある大手新聞の取材に北村さんは「徳山大学はもっと自己改革を」と訴えていた。てっきり徳山大学をもっと良い大学しようとの思いからと思っていた。署名を受けての臨時議会で冒頭、藤井康弘市議が「議会で一度議決したものを否決するものなのか」と今回の条例案の意味を聞いた。藤井議員は公立化案に反対票を投じた6議員の1人だ。

今回の提出案が議決を否定するものなら大問題だ。市議会議員は市民を代表して選出された人たちだ。それが多くの賛成で議決されたものは、民意を反映していると言わざるを得ない。共産党市議は「4割が反対している」という。それより共産党が公営より民営を選択しているのに驚いた。すべからく民営化に反対してきた党だったはずだ。貧しい家庭の子も大学に行ける可能性が高まるのが公立化の大きなポイントだ。まさか藤井市長への反発だけで公立化反対を言っているわけではないだろうと信じたい。

この間「新周南は片寄っている」とネット上で書き込みがあった。単に藤井市長が公立化を進めているから応援するわけではない。池田理事長、高田学長が推進しているからだ。人の話を聞く耳を持ち、良い先生を集める行動力も持ち、とりわけ地域に役立つ大学を目指すと懸命に大学改革をしているからだ。

昨年春からの1年半で、徳山大学は全国地域貢献度ランキングで、中国、四国、九州ブロックで1位になった。全国の私立大学でも4位だ。その前年は312位だった。学長始め職員、教授陣が大きく変化したことがわかる。

北村さんは「自己改革をしない」と言うが、変革している。もっと情報を得てから語るほうが良いだろう。今までのような学長や理事長だったらわが社も公立化に猛反対していただろう。

(中島 

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