コラム・エッセイ
十年一昔
新しい出会いに向けて-この町・あの人・この話- 浅海道子1年365日。週に直せば52週と7分の1だから1年間に月曜日は52回、多い年は53回ある。10年では521回か522回となる。毎週、月曜日に掲載されるこのコラム、この10月で500回を超えた。年内には510回にあと一歩となるだろうが、520回には届かない。
日本の祝日は月曜日と強く結びついていて、成人の日、海の日、敬老の日、体育の日は必ず月曜日で、そのほかに日曜日が祝日に重なれば、翌日の月曜日は振り替え休日となるし、月曜日が祝日になることもある。それに年末年始の特集に月曜日が含まれているとコラムは休載になるのが恒例だ。
従って、1年間にはどんなに多くても掲載が49回以上あることはない。
ちなみに今年は月曜祝日4日のほか、元日が月曜日で、振り替え休日が4日(建国記念の日、みどりの日、秋分の日、天皇誕生日のそれぞれ振り替え)、それに12月31日は休刊日で、合計10回の休載。休載はほかにもあったかもしれないから、50回にはほど遠い。ということは、このコラムも掲載始まって以来、確実に10年を過ぎている。
十年一昔というが、よくもまあ続けてきたものと、我ながら感心・感無量の思いがする。最初の日付がいつだったか、最初に何を書いたのか、今では全く記憶に残っていないが、何を書いても許されそうなタイトルのおかげで、相互にほとんど関連性のない題材で、思いつくまま自由に書かせてもらっている。
同じ月曜日の紙面を飾る大先輩、N女史のコラム「走れ!おばさん」シリーズが、一貫して女史の日常生活に軸足を置かれているのと大違いで、読んでくださる方たちも、毎回あちこちに飛ぶ内容になじめないかもしれないと思いながらも、まあ、これが自分のスタイルだからと、自分で自分を納得させている。
これまでの500回、どんなことを書き連ねてきたか自分でも整理できていないし、ほとんどが自己満足の積み重ねなのだが、自分にとって確実に収穫になっていることは、何かを題材に文章を作ろうとする時、出来映えの善し悪しはともかく、ほぼ一定の字数(約千字)に収められることだ。
これはほかのコラム諸氏にも共通したことだろう。500回、10年といっても、決して威張れることではない。N女史は言うに及ばず、木曜日のF氏も600回以上にわたって健筆をふるっておられる。
諸先輩にならって、私も気持ちを新たにして頑張っていこうと思う。
(カナダ友好協会代表)
